都市封鎖や自粛の効果PART3

その他

以前もスウェーデンについて書きました。

新型コロナで都市封鎖をしなかった国の一つ。

このブログでも
社会的にさまざまな問題を引き起こす厳しい自粛が
本当に必要だったのか
何度か書いてきました。

ひかたま:都市封鎖はどこまで効果があるのか。

世界中の国々が、次々と国境を閉鎖し、都市封鎖や外出禁止、ほとんどの店舗業務や学校の停止措置をする中でも

いくつかの都市封鎖をしなかった国では
すでに日常生活も普通で
コロナウイルス蔓延も終息しているのに
なぜか
報道もされないし、
そこから学ぼうする姿勢も見られません。

スウェーデン、台湾、チェコ共和国など
都市封鎖や厳しい自粛をしないで
上手くいっている国がいくつもあるのです。

スウェーデンのように医療体制が日本と比べて乏しくても
医療崩壊は起きませんでした。

それでも
都市封鎖している国々がそろって
都市封鎖しない国々を
重箱の隅をつつくように攻撃するのは何故なのでしょう。

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ここでは
世界からの同調圧力に屈しなかった
スウェーデンを例にしてみてみます。

スウェーデンは、
日常生活があまり変わらない緩い政策で新型コロナに対処しています。

現在スウェーデンで禁止・自粛されているのは
「高齢者施設の訪問」と「50人以上の集会」だけです。

ソーシャルディスタンスや人数の多い集会をしないこと、
不要不急の旅行はしない、などの緩い勧告は推奨されています。

外出自粛は行わず、
健康のために戸外での散歩は推奨され
店舗の営業は通常通りのようです。

子供たちは
集団感染の原因にはならないという推測から、
保育園、小学校、中学校は休校にはしてませんが、
全く問題ありませんでした。
さらに、
スウェーデンでは、
基本的に共働きなので
これは社会を上手く動かしていく上で
大きな助けになったと思います。

そのスウェーデンでも死者は増えてきたため
米国のトランプ大統領やマスコミでも自分たちの国のことは棚に上げて
批判的に扱われているようです。

でも
英国の大学の研究チームが、
欧州疫病予防管理センターのデータを元にして
休校、集会禁止、店舗の営業停止、マスクの着用、外出禁止など
ソーシャル・ディスタンスの徹底によって
新型コロナの感染者数や死亡者数が減少したのかを調査分析した結果からも
スウェーデンの政策が正しかったことが証明されています。

特に批判の的となった
感染者数と死者数が一時的に急増した点では
ちゃんとした報道がなされていないので
誤解されている点もあると思います。

死者が急増したかのように見えたのはいくつかの要素があります。
まず
週末や連休中の統計処理が
仕事日になってからまとめて集計されたためです。

同じようなことが東京都でもありました。
東京都では
集計方法を変更したために
5月8日の累計死者数は、19人だったのに
5月9日には、累計死者数が、171人に急増しています。

これは一日で急増したのではなく
統計上の数字の問題です。

スウェーデンの数値は
週末やイースター休暇を考慮せずに
死者急増と報道されています。

また
スウェーデンに特徴的な死因のカウント方式として
死亡診断書に
死亡時に関わった主要な病名をすべて記載する方式を採用しています。
これはすべての要因をデータ化し、後世に残すためです。

そのため
新型コロナが死因でなくても
死亡時に新型コロナに感染していれば
新型コロナの死者としてカウントされます。

日本で新型コロナとは関係の無い患者さんたちに
無作為にPCR検査を実施した調査では
たしか6%ほどの陽性率だったと思います。

これらの患者さんが別件で亡くなった時でも
コロナが陽性であれば
スウェーデンでは
コロナが死因としてカウントされる仕組みになっているのです。

そのため、他の先進国よりも
新型コロナによる死者数は
多めになる傾向がありますが、

それでも
人口100万人あたりの死者数は、
厳格な都市封鎖によって経済が崩壊寸前の先進国の国々よりも少ない結果となっています。

スウェーデンでも問題になった死者たちの多くは
やはり高齢者施設でした。

日本では
高齢者は意識がなくなっても、不治の病でも
身体のあちこちにチューブを挿入し
人工呼吸器をつけて
何が何でも生かしておくことが最重要とされています。

でも
そこには
人間の尊厳は無視されてしまいがちです。

スウェーデンの高齢者施設での集団感染によって亡くなった高齢者たちの多くは
治療しないで
そのまま自然死が選ばれ亡くなっていると聞いています。

基本的に集中治療を行うのは
80歳以下のまだ回復する見込みのある元気な高齢者が優先されるからです。

スウェーデンで
後期高齢者の死者数が多く
集中治療での回復率が80%以上と驚異的に高いのはそのためです。

日本は、人工呼吸器をつけた場合の回復率は10%台だったと思います。

今後
厳しい自粛にどれだけの効果があったのか
明らかになるでしょう。

厳しい自粛によって
注目されているのは感染者数と死者数だけ。

いま自粛によって生活困窮に陥っている人たちの被害は
一切考慮されません。
でも
ただ我慢にも限界があり
すでに見えないところから崩壊が始まっているようです。

自粛を決めるのは
自粛で生活が何ら脅かされることのない人たちです。

政治家も支持率アップに影響するのは
感染者数と死者数だけです。

今回のように
日本での新型コロナウイルスは
喉にお餅を詰まらせて亡くなる人の方がはるかに多い風邪のために
多大な損害を国民に強いてまで
自粛した甲斐があったのでしょうか。

もういちど
謙虚に
厳しい自粛をしないで新型コロナ対策に成功した国から学ぶことがないのでしょうか?

個人的には
自粛による協力金や税収の落ち込み、
さらにオリンピック2021などに湯水のようにつぎ込むお金を
もっと
医療機関や高齢者施設などに
有効に使えば
有害な影響が大きい自粛など
必要ないのに、と思います。

自粛によって
当然ながら
集団感染率が低くなりますから
今後ウイルスと共生していくためには
第二波、第三波が来る可能性も高く
自粛した国家は長く続くことも考慮しなければなりません。

自粛が長引くことによって
新型コロナの死者を
はるかに上回る
膨大な数のうつ病、失業者、自殺者が出ないことを祈ります。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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