「番組の途中ですが
ここで津波情報をお伝えします。
現在北海道から広い範囲にかけて
津波注意報が発令されています」
※その後、“警報”に修正
いつも入れていた朝の番組が
突如として報道に切り替わる
「え？ え？？ え？？？ 津波？？」
耳を疑った
「え？ 地震来てないじゃん。なんで？？」
震源はロシア
マグニチュード8.7の巨大地震
日本の地震の強さで表すとすれば、
震度6強くらいだろうか
「まさかほかの国で起こった地震が
こんなにも広範囲に
日本へ津波が．．．？」
が、それだけではなく、
アメリカ本土やカナダ、アラスカ
さらにはハワイ州にまで
津波注意報・警報が広がっている
北海道の報道では、
女子アナウンサーが
「逃げてください」
「命を最優先にしてください」
「海に様子を見に行かないでください」
と、強い口調で何度も何度も
必死に訴えかけていた
少し前なら、
言い方はやわらかかった
実際、逃げる人も少なかった
が、大地震や大津波を
幾度も経験してきた日本
つらく哀しい過去が
人々の胸に教訓を刻みつけたのだ
テレビもCMt中にも関わらず、
「逃げて！」のメッセージが
映し出されたまま
緊迫感が伝わってくる
確かに最近、日本でも地震が多い
北海道でも頻繁に起きている
きのうも震度4の地震があったばかりだ
（私の街は震度2だったが．．．）
そしてしばらくして、
あのおぞましい携帯のアラームが轟いた
音階にするとこんな感じだろうか
※イメージ図
「避難指示、
私の地域にも来るんだ．．．」
確かに私の街、海に面している
津波は1日経っても来るらしい
自然災害だけは
人間の力ではどうにもならない
改めて恐怖を覚える
どうか被害がありませんように．．．
大きな被害になりませんように．．．
今夜の晩ご飯
○豚肉とにんにくの芽の
オイスターソース炒め
○にんじんのきんぴら
（きのうの残り）
○さつまいものレモン煮
（これもきのうの残り）
．．．ということで、
今日も“和洋折衷”ならぬ、“和中折衷”
おいしくいただけたことに感謝――
災害があるたび、
こうして日常がおくれることが
しあわせだと感じる
その日常は、
決して当たり前なことではないと
実感する
今日の月は六日月
陽が落ちた西の空
少しオレンジ色に染まった月
こうして空を見上げることができるのも、
当たり前なことではないのだな．．．
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Source: りかこの乳がん体験記
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