本日、猛吹雪
きのうのあの晴天が嘘のようだ...
あすも吹雪
あさっても雪...
まぁ、冬だから仕方がない
が、被害が出ないように、
“ほどほど”でお願いしたい
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
先日、探し物をしていると、
懐かしいものが出てきた
当時使っていた手帳と、
中に挟まっていた“手書きのネーム”
これ、当初、
『がんサロン』で使っていたもの
手帳を見ると、2009年
まさに『がんサロン』が開設された年だ
当初のサロンは机をグループ分けし、
『胃がん』
「大腸がん」
『肺がん』
『婦人科がん』
『乳がん』
など、
がんの部位を書いた用紙を三角形に折り、
机の真ん中に置いていた
※イメージ図
部位によっては
1人しかいないところもあった
(ほかのグループに加わってもらった)
乳がんに至っては
1つのグループでは収まらず、
2つに分けていたこともあった
「胃がんと乳がんをやっているんですけど、
どこに入ればいいですか?」
と、重複がんの患者さんもいた
そしてこの、机の真ん中に置かれている、
がんの部位が書かれた用紙
文字通り、
“レッテルを貼られている”という感覚がして
とても嫌だったものだ
のちに、
○いつも同じ人とばかり集まることになる
○どんな部位でも、ランダムに、
いろいろなひとたちとお喋りをしたい
という患者側の意見をサロン運営側に伝え、
撤廃してもらうことになる
そして、この名札のようなもの
これも毎回、名前を手書きして、
自分の机の上に置く
本当は、参加者の胸に
付けることを考えていたらしい
名前もわかり、がんの部位も一目瞭然
がん罹患本人なのか、
それともご家族の方なのかもわかりやすい
※がんサロンは、
○患者本人
○がん患者の家族
○どこの病院にかかっていても
参加できる
...という場所
私は本名を知られたくなかったので、
苗字は書かず名前だけ
(しかも、漢字を使わず)
が、その後、
「病気と名前が書かれたネームって、
なんかね...」
という患者側の気持ちを担当者に話し、
のちにこれも排除されることになる
理想は、どこの部位のがんでも、
それぞれが自然に寄り添って
語りあえること
実際に、このネームがないお蔭で、
話の突破口は切り拓きやすかった
ネームがあるが故に、
逆に堅苦しい状況に
陥っていたような気がする
まぁ、そんな、
まだまだ手探り状態の『がんサロン』だった
2009年の手帳――
“物持ちがいい”と言えば、
少し堅実なイメージだが、
“捨てられない”と言うと、
なんとなくだらしない印象だ
が、あのときの私の大切な気持ち
そしてあのとき、行動を起こしたことで
今の私があるのも事実
世の中にまだ『がんサロン』が
ほとんど存在していない中、
手探り状態ではじまった『がんサロン』
今でもこうして
たくさんのがん患者や家族の癒しに
なっているのかと思うと、
サロンの意義を感じざるを得ない
そしてそこに、私がいたこと
どこにもなかった居場所が
そこにできたこと――
その意味は大きい
誰にも話せなかったがんのこと
誰にもわかってもらえなかった、
がん患者の気持ち
が、ここに来れば、
みんなが聞いてくれる
みんながわかってくれる
“独りじゃない。仲間がいる”
そう知ることができる場所なのだ――
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Source: りかこの乳がん体験記
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