混乱の中の光を見つめる視点

内科医
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この混乱の今…自分たち人間がすべきことは…
暗闇ばかりを診ているのではなく、一筋の光を見いだせるか?ということ。
そんなことが重要になって来ると思います。

アインシュタイン曰く…
「Out of clutter, find simplicity. from discord, find harmony.
in the middle of difficulty lies opportunity.」
「混乱の中から単純なものを、不和の中から調和を見いだせ。
 困難の真っ只中にチャンスがある。」

コロナウイルス感染の恐怖心ばかり煽るマスコミに踊らされないこと。
コロナウイルスは今までも私達の身体にも感染し風邪を引き起こしてきました。
ウイルスの使命としては風邪を引き起こすことよりも…より大切な必然性がある!
それは遺伝子を操作して現状の地球環境に馴染ませる、そんなことにあると感じます。

さて…今回の記事では、
政治の対応・医療関係者の立場・一般の人と医師の視点に分けてお話しします。

1,政治の対応
感染者が多くなればコロナ病棟のベット数も限られているため、自粛の要請は必要です。
ただし、自粛して患者数が少なくなっても抗体を持っている人が少ない以上、
自粛を解除すれば感染は起こるのは当然の成り行きでしかありません。

米カリフォルニア大学アーバイン校准教授で公衆衛生学を専門とする
アンドリュー・ノイマー先生の指摘は当然のことだと思います。記事はこちら

集団免疫を持つには感染する以外ないと思います。人口の50~60%の感染が必要です。
それも…大きな症状を出さないように身体の調子を整えて感染し
加えて、不顕性感染での感染が好ましいと考えます。それでも抗体は出来ます。
ちなみにスエーデンでは、自由に行動させて集団免疫を得る生活手段を基盤に置いています。

ワクチンは抗体を作ることを目的にしていますが、現状ではコロナのワクチンがありません。
このため少しずつ感染し抗体を獲得させていくことが一つの方法に思われてなりません。
ワクチンが出来るまで、1年以上も自宅にいることも出来ないからです。

一方の政治は「感染者の数」に翻弄されています。これでは…市民に恐怖を煽るだけです。
これでは今を乗り切れても、今年中には同じことが繰り返される可能性が大きいと感じています。

2.医療現場の立場
「クラスター」とか言われていますけど、
病院での院内感染はある意味では…仕方が無い一面を持っています。
病院は「ダイアモンドプリンセスで起きた船内」と同じ環境です。

重篤患者を受け入れ、後からコロナ感染と分かった時には院内に感染が広がっています。
患者を受け入れた病院が大変な目に遭っています。これは正義が裏目にでている姿です。
それならば「患者を受け入れない方が安全」と考える病院も多くなるのが当然です。

私的リンチの様な「感染者地図は止めて欲しい」と願っています。
これでは受け入れ病院がなくなってしまいます。

またクリニックレベルでは濃厚感染が少ないため院内感染は、ほぼありません。
今ではコロナウイルス感染症ではない感じの患者さんが多くなりました。

クリニックとスーパーマーケットと比較して感染ということに対して感じることは…
「大きな違いはないかな?」と自分の私的感覚として思います。
「医療=コロナが基盤にあるから怖いのかな?」と感じています。

この外出の自粛の弊害としては…行政が自宅からの外出の自粛を強く要請していますので
糖尿病の悪化、高脂血症や脂肪肝への進展など…他の病気の悪化が懸念されます。

小池都知事が「Stay Home」とか言っても…
糖尿病の指標のHbA1cが7台から10まで増加したり…
中性脂肪の値が…250だったのが700まで増加したりしています。
感染はしなかったけど、別の脳梗塞や心筋梗塞になる人が増える様な今後になるかも知れません。
困ったことです。。。(´ヘ`;)ハァ

3.一般の人の視点と医師の視点
一般の人は「コロナは怖いので感染したくない!」というのが根底にある様ですね。
医師の視点からは「これは無理かな!」と思います。うん(^_^)

アメリカでは…自宅で自粛をしていた人の感染もあり…自宅にいても感染はあります。
また、抗体を持っていなければ、コロナウイルスに感染する時はいつでもあります。
基本的にウイルスから逃げていても…逃れることは出来ないのがウイルス感染症です。

今は感染症が少ない県でも…抗体を持っていない人が多い訳ですから…
感染が広がれば、今の東京の様に当然に感染していきます。
政府のコロナ対策委員会の感染症の医師が話していた言葉…
「このずる賢いウイルス(少し表現違うかも?)」の言動には失望を覚えました。
これでは…「どんどん産業は潰れて行くかなと、ため息しか出てきません」でした。

基本的にウイルスから逃れることは出来ませんし、必然性があるから感染が広がる訳で。

でも…その様な環境にあるのならば、体調を良くしておくことが大切です。
体調が良ければ、「不顕性感染」で終わることが多いと言うことです。
これはワクチン接種と同じで、生ワクチンなどは軽く感染させて抗体を作らせることが目的です。

4.最後に

自分は…アインシュタインの言葉通り…
「God does not play dice.」(神はサイコロを振らない)と感じます。
地球上で起きることに必然性がないものはない!とも考もえています。
必然性があるから感染が起きる。その感染によって現状では分かっていない利益がある。

感染を怖がるよりも…
「その感染によって得られるもの」を考えるべき時が今なのかも、(^_-)ネッ。

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PS:こんな時には…we are the worldなのかな?
色々な人が力を出し合って、今の難局を乗り越えていくことが大切なのかも。


Source: 病気って…なぁに?

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