本日、がんサロンの日
本来なら．．．何回目になるのだろうか
新型コロナウイルスによる中止は、
今回で3度目だ
おそらく、1年は再開できそうにない
このままフェイドアウト．．．
なんてことにはならないだろうか
サロンが休みに入る前の回、
私は個人的理由で不参加だった
その時、
「1か月に1度のお喋りが
どれほどストレス解消になっていたのか．．．」
と、感じた
そして翌3月、中止となったわけだが．．．
2か月、話をしないのは、けっこう溜まるもの
が、さらに4月、
そして今回と続けば、
「“喋らない”ということが、
こんなにも大きなストレスとなるのか．．．」
と、実感させられるのだ
確かに毎月、サロンから帰ったあとは、
気持ちがすっきりと軽くなっていたっけ．．．
次の月までの1か月間、
それで心が保たれていたように思う
みんなはどうしているのだろう．．．
元気にしているだろうか
不安なことや近況など、
話したいことを
たくさん抱えているのではないだろうか．．．
一人一人の顔を思い浮かべては、
そんなことを考える
そして、
「サロンに参加してみたい」
「同じがんを経験した人の話を聞いてみたい」
そう思っていた人たちもいるはずだ
最近、“リモート”での飲み会をする人たち、
そして、学習をする子どもたちが増えた
テレビの放送もスタジオが“密”にならないように、
“リモート”を使っての出演も
当たり前のようになってきた
「サロンも、“リモート”でできればいいのになぁ．．．」
と、考えてみたが．．．
おそらく、無理だろう
参加者の連絡先もわからなければ、
“リモート”自体、できる人がいるかどうか．．．
それより、このサロンは、
病院が立ち上げたものだ
『がんサロン』は、相手に寄り添う場
直接会って話をして、
触れ合うことがなにより大切なことなのだが．．．
今は、
少しでも早く、
新型コロナウイルスが収束に向かい、
少しでも早く、
がんサロンが再開されること
そして、そのとき、またみんなが
笑顔で戻ってきてくれることを願うだけである――
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Source: りかこの乳がん体験記
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