門脈本幹浸潤の肝臓がんは早く治療を

外科医

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

肝臓がんが進行しますと
肝臓内の血管
門脈に入り込みます

これを門脈浸潤と呼びます

門脈というのは
腸で吸収された栄養を
肝臓に送り届ける役目がありますので、

癌が門脈に入り込んでしまいますと、
肝臓に栄養が届かなくなります

そうすると、肝不全といって、
肝臓の機能が破綻する状態に陥ります

門脈は本幹という一番太い血管から、
枝分かれして、肝臓の中に入り込んでいきます

癌の浸潤も
細い枝から浸潤し、
浸潤が進行しますと、
門脈本幹まで
癌で埋め尽くされてしまうことになります

門脈本幹まで浸潤してしまうと
肝不全が迫ってきます

レンビマ、ネクサバールなどの
薬剤は、進行肝臓がんには有効ですが、

門脈本幹まで浸潤した状態になると
なかなかこれらの薬だけでは戦えません

と言いましても、
これらの薬以外の治療するための武器を持っている
ドクターもそういませんので、

さじを投げられてしまう可能性が高いのです

岩本内科では、
このような門脈本幹浸潤を来したような
進行肝臓がんの方にも

カテーテル治療を行います

先日も、そのような方を治療しました
門脈の本幹まで癌が進行した状態になっています

スライド7

一時間程度で
カテーテルを留置し、
肝動注化学療法、New FP療法をまず始めます

スライド8

薬の反応をみて、
門脈動脈同時塞栓療法を今後、入れていきます

これまでの治療データを見てみますと、
岩本内科で行っている治療では、

この門脈本幹浸潤の肝臓がんでも
60%以上の方に
一度は癌が小さくなります
20%の方に
一度は癌がゼロになる
結果でした

ですが、
大切なポイントはいかに早く治療できるかです

門脈本幹浸潤の肝臓がんでは
とりあえず、抗癌剤を飲ませてみて
・・・
そして、効かなくなったら・・・次は・・・

という余裕がない状態なのです

ですので、
門脈本幹浸潤の癌と診断されたら、
まずは、岩本内科に受診を・・と
言いたいところです

たくさんの癌をみていますが、
癌は本当に厄介です・・・
戦うのは本当にエネルギーを使います

でも、
負けたくないし、
負けられないのです

さて、本日も
ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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