国内の新型コロナウイルスの感染拡大について、政府の専門家会議は29日、これまでの国の対策への評価を公表した。緊急事態宣言は感染の抑制に貢献したとする一方、感染のピークは4月1日ごろで、宣言前だったことも明らかにした。
4月7日に最初に出され、その後対象が全国に広がった緊急事態宣言については、人々の接触頻度が低いまま保たれ、移動も抑えられたため、地方への感染拡大に歯止めがかけられた、とした。
実際にいつ感染したのかその時点では把握できない。新規感染者の報告から逆算して時期を推定したところ、ピークは4月1日ごろで、緊急事態宣言の前に流行は収まり始めていた。休業要請や営業自粛が都市部で早くから行われていた効果や、3密対策を含めた市民の行動の変化がある程度起きていた、と理由を推察した。
ただ会議のメンバーからは「結果的に宣言のタイミングは遅かった」との声もある。
この推定感染日ってのは、、2週間を基準にしています。
4/19時点で、厚生労働省は、、
「世界保健機関(WHO)の知見によれば、現時点で1~14日(一般的には約5日)」
としている。
つまり、ちょっと位置が違うと、、思いますけどね。
「結果的に宣言のタイミングは遅かった」
これは、なんとも言えないのです。
別の数字を比較していない、あくまでも西浦モデルの数字(グラフ)であーだーこーだですから、、
別の知見の別の比較があれば、、
違う考え方もできる。
神戸大学感染症内科教授の岩田健太郎氏のインタビュー記事。
宣言を出す前から、一人が周りに感染させる平均人数である「実効再生産数」が減っていたのではないかという声もあります。
でも、実行再生産数は、ある施策の有効性を現在進行形で吟味するものではなく、後ろ向きに、そういう状況が起きていたということを振り返る指標に過ぎません。
その時点での実効再生産数はリアルタイムでは出てこない。
特に、報告の遅れを加味したような西浦先生のモデルは相当あとにならないとできてこなかった。
多分、いろんな要素が重なってで少しずつ下がっていく現象はあったのですが、もっと下げることはできたかもしれない。
それでも、緊急事態宣言が意味がなかったかというとそうではないと思います。もっとひどい展開は当然あり得たわけです。
肌感覚で言うと、兵庫県では宣言が出たことで人の出入りが2週間過ぎたあたりからガクッと減りました。
そうすると感染者も検査を受けに来る人も減り、検査で陽性になる人も減り、最後の方になるとほとんど患者さんはいないという印象を持てるぐらいになっていました。そこまで来てようやく楽になったのが現実だと思います。
増えてきていると実感と、緊急事態宣言という発信。
この二つで国民は「これはヤバいな」という自覚が出て、効果が出た。
感染者が別に増えていないときに宣言をしても、、
結局はグラフが増加して見えてこないと「外出自粛」に協力しない訳ですから、、
そういう意味では、、
遅すぎず、早すぎずのタイミングだったと評価して良いと思います。
「三週間遅いわ」と後出しのジャンケンで政権批判の悪口を言う禅坊主もいますが、、
三週間早かったら誰も外出自粛しなかった可能性もあるんですね。
「後出しのジャンケン、後出しの悪口」は止めましょう。
バカがバレてしまうだけですから。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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