嘉隆帝とゾウ

嘉隆帝(かりゅうてい)

ベトナム阮朝の初代皇帝です。
嘉隆3年(1804年)に
清の嘉慶帝によって越南国王に任命されました。
そして国名を越南(ベトナム)としました。

皇帝は
軍事用として飼育されていた1頭のゾウをとても可愛がっていました。

そして
ゾウの鼻先に純銀の環をつけました。

このゾウは戦場で活躍し
傷を負うと
一頭で森の中に入り
自分自身で薬草を探し、治療して
治ると
必ず皇帝の元へと戻ってきました。

1820年
皇帝が崩御。

皇帝の葬儀が終わると
ゾウは
森の中へ
入っていきました。

それから
毎年
皇帝の命日になると
必ず森の奥から皇帝の墓にやってきて
一日過ごすゾウがいました。

もちろん
そのゾウの鼻先には
純銀の環がついていたそうです。

ゾウはお世話になった人のことは忘れません。

それにしても
ゾウが命日を知って
故人を偲んで来ていることに
驚きです。

ゾウはクジラと同じく
大きな頭で小さな眼を持ち
無駄なおしゃべりをしない
とても思慮深く
優しい動物です。

大きな耳は
体温調節だけでなく
遠くのわずかな音も聴こえるといいます。

ゾウは
その大きな耳で
音や声を聴いているだけでなく
あの大きな心で
音や声を聴いているのだと思います。

こちらも
ひかたま:ゾウとエレファント・ウィスパラー

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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