サターン逝く 第二次世界大戦を生き延びたワニ

その他
サターン
(1936年-2020年)

ミシッシッピアリゲーターです。

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サターンは
1936年に
米国で生まれてすぐに
ドイツのベルリン動物園で飼育されることになりました。

それから間もなくして
1939年 9月に第二次世界大戦開始。

1943年11月の22日から23日朝にかけて、
ベルリン市内は大空襲となり、
動物園施設あるティールガルテン地区が
最も壊滅的被害となりました。

動物園にいた動物たちの多くは
空襲の犠牲になりました。

サターンは、
動物園の中の水族館に
他のワニたちと共にいました。

この水族館も爆撃で破壊され
仲間のワニたちは全滅。

サターンだけが
瓦礫の中で
生き残り

そのまま瓦礫から這い出て
ベルリンの街中で潜伏して
3年も生き延びいていました。

暑い地域の生き物で
真冬のベルリンの寒さに放り出されたサターンには
かなり厳しかったはずです。

3年経って
サターンは、英国軍に発見され
ヒットラーのワニという噂が拡がり
1946年に
ソ連に送られました。

それから

74年間、サターンは
モスクワ動物園で人気者となり
ここで余生を送りました。

モスクワ動物園の飼育員には良く懐いていて
体をマッサージしてもらうのが大好きだったようです。

そして

今年2020年5月12日朝

天国へと旅立ちました。

こちらから
動画見られます。

tttsfTwitter

江戸時代
松尾芭蕉が
人の一生とはどのようなものか
と質問されたときに

「古池や 蛙飛びこむ 水の音」

と答えたとされています。

人生長くても短くても
ぽちゃん
という水の音に喩えられるのでしょう。

「モスクワで サタン飛び込む 水の音」

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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