けたたましい雨の音に叩き起こされる午前3時半
「今日はがんサロン。
せめて雨やんでくれないかなぁ...」
...と、願いながら、再び夢の中へ――
先月は、お休みをしてしまったサロン
サロン会場までの公園を歩くのも2か月振りだ
あんなに降っていた雨もすっかり上がり...
気温も23度と爽やかだ
が、歩いていると、さすがにちょっと汗ばんでくる
なんとなく、秋を匂わせる木々の色...
噴水はすっかり夏仕舞い
2か月後には、
白い景色へと変わってゆくのだろう
サロン会場に入ると、まず、手洗い、消毒
そして検温を受ける
「歩いてきたから、7度2分はあると思う」
そんな言い訳をしながら体温を測るも、
いや、決して“言い訳”ではなく事実である
実際に出た数字は、“37.5度”
完全に“発熱扱い”
強制的に帰される体温だ
「もう一度計ってみましょう」
という温情で、2度目の検温
体温は“37.4度”
ぎりぎり“参加可”である
...が、このコロナの状況
サロンが再開されていることを知っている人も、
きっと少ないだろう
再開を知っていても出かけること自体、
不安に感じている人もいると思う
「今日は誰も来ないかもしれないな...」
と、サロンに来る途中で購入した本を机の上にスタンバイ
『誰も来なかったら、
これでも読んで時間潰そう...』――
「こんにちは~」
サロン開始時刻、聞き覚えのある声が響く
笑顔で現れたのは、
私が一番懇意としているちょっと年上の女性だ
彼女は、第2回のサロンから参加している
なので知り合ってから、もう11年半になる
手術も同じ時期にしていることもあり、
話が合う人なのだ
それでも、つきあいはサロンだけ
余程でない限り、
私はほかの参加者の方たちとは
連絡は取り合ってはいない
それにしても、
なかなか慣れない“コロナ禍”という言葉
「コロナ禍の中」と言われた日には、
もっと違和感だ
今でこそ頻繁に“コロナ禍”と言われるようになったが、
この言葉が使われはじめた当初、
「“コロナ禍”? え? これなんて読むの?
“コロナなべ”?」
という人がいたっけ
食べるんか...
さ、
気の合う彼女とたくさんお喋りもしたことだし...
あしたからまた頑張ろ...っと――
1日1回、応援のクリックお願いします
日々の励みになります
両方押していただけると嬉しいです
↓ ↓
人気ブログランキング にほんブログ村
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント