“コロナ禍”の―― ~第134回 がんサロン~

その他

けたたましい雨の音に叩き起こされる午前3時半

「今日はがんサロン。
 せめて雨やんでくれないかなぁ...」

...と、願いながら、再び夢の中へ――

先月は、お休みをしてしまったサロン

サロン会場までの公園を歩くのも2か月振りだ

2020/09/16 がんサロン ①

あんなに降っていた雨もすっかり上がり...

2020/09/16 がんサロン ②

気温も23度と爽やかだ

が、歩いていると、さすがにちょっと汗ばんでくる

2020/09/16 がんサロン ③

なんとなく、秋を匂わせる木々の色...

2020/09/16 がんサロン ④

噴水はすっかり夏仕舞い

2か月後には、
白い景色へと変わってゆくのだろう

サロン会場に入ると、まず、手洗い、消毒

そして検温を受ける

「歩いてきたから、7度2分はあると思う」

そんな言い訳をしながら体温を測るも、

  いや、決して“言い訳”ではなく事実である

実際に出た数字は、“37.5度”

完全に“発熱扱い”

強制的に帰される体温だ

「もう一度計ってみましょう」

という温情で、2度目の検温

体温は“37.4度”

ぎりぎり“参加可”である

...が、このコロナの状況

サロンが再開されていることを知っている人も、
きっと少ないだろう

再開を知っていても出かけること自体、
不安に感じている人もいると思う

「今日は誰も来ないかもしれないな...」

と、サロンに来る途中で購入した本を机の上にスタンバイ

2020/09/16 がんサロン ⑤

『誰も来なかったら、
 これでも読んで時間潰そう...』――

「こんにちは~」

サロン開始時刻、聞き覚えのある声が響く

笑顔で現れたのは、
私が一番懇意としているちょっと年上の女性だ

彼女は、第2回のサロンから参加している

なので知り合ってから、もう11年半になる

手術も同じ時期にしていることもあり、
話が合う人なのだ

それでも、つきあいはサロンだけ

余程でない限り、
私はほかの参加者の方たちとは
連絡は取り合ってはいない

  それにしても、
  なかなか慣れない“コロナ禍”という言葉

  「コロナ禍の中」と言われた日には、
  もっと違和感だ

  今でこそ頻繁に“コロナ禍”と言われるようになったが、
  この言葉が使われはじめた当初、

  「“コロナ禍”? え? これなんて読むの?
   “コロナなべ”?」

  という人がいたっけ

  食べるんか...

さ、
気の合う彼女とたくさんお喋りもしたことだし...

あしたからまた頑張ろ...っと――

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Source: りかこの乳がん体験記

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