テレゴニー。
ある女性が過去に男性と交わり、
その後
その女性が別の新しいパートナーの精子で妊娠した場合に、
前の男性の特徴が遺伝する、
という理論です。
アリストテレスが提唱した理論です。
この理論は
古くから広く受け入れられていました。
中世ヨーロッパの王家では
この考え方から
離婚歴のある女性を嫁にはしてはならないとされてきました。
近年になって
この考え方は否定されるようになり
最近の研究によって
テレゴニーに類似の現象が発見され
再び再考されつつあります。
1979年に
スタンフォード大学の研究チームは
胎児のDNAが妊娠によって母親の血液中に残存する
ことを証明しました。
2012年には
フレッド・ハッチンソン癌研究センターの研究では、
胎児のDNAが母親の脳関門を通過し、
母親の脳内に残る
ことが証明されました。
2014年には
オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究チームが
ミバエ(ショウジョウバエ科)を使った実験で、
複数の交尾と子どもの形質の関係性が調べられました。
「Like father like son? Nongenetic paternal effects reinvigorate the possibility of telegony」
この研究では
遺伝子研究によく使われるミバエ(フルーツフライ)が使われました。
身体の大きさの大きいオス♂のグループと
身体の大きさの小さいオス♂のグループの
ミバエを選んで用意し、
メス♀のハエとの交尾を記録しました。
その結果は
予想外のものでした。
交尾をして生まれたハエの子どもの身体の大きさは、
交尾をしたオス♂バエよりも
それ以前に交尾をしたオス♂バエの影響を強く受けている
という結果でした。
交尾したオスの影響よりも
ずっと前のオス♂が大きければ、子どもも大きくなり、
ずっと前のオス♂が小さければ、子どもも小さくなる傾向が明らかでした。
研究では
大きなオス♂と交尾し、
その後に
小さなオス♂と交尾して妊娠した場合
DNAは小さなオス♂のDNAを受け継ぐものの
体は大きくなり
その特徴は
それ以前に交尾したオス♂の影響があった
という結果になりました。
この結果は、
ニュースでも報道されました。
「赤ちゃんが母親の元のパートナーに似る?
ミバエの研究から元のパートナーの精液に含まれる物質の影響が続くことが示唆される。」
今回の研究チームは、
このような事実は
前のオス♂の精液に含まれている化学物質が、
交尾の後もずっとメス♀の体内に残り続け、
生まれてくる子供たちに影響を与えるためである
と考察しています。
純粋に父親と母親のDNAを足しただけではなく
もっと複雑な要素がからんでくるようです。
母親(もしかすれば父親も)の過去のパートナーの精液の影響が加わっている可能性があるのです。
エネルギーとして見れば
この理論は理解できるものです。
過去のパートナーとの性交渉によって
その男性から獲得したエネルギー的波動を、
未来に生まれてくる子に受け継いでいるのかもしれません。
大きな影響を与えます。
Twitter
私には、
それが絵具の色彩のように視えます。
昔のTwitterに書きました。
「他人の波動を最も早く取り入れる方法は肉体の関係。
自分の波動の色に相手の色が入り込みます。
それは絵の具を混ぜるように、
相性の良い色同士の混合では綺麗な色が作られます。
ただし短期間に複数の色を混ぜ合わせると、
各々が綺麗な色だとしても、
暗い濁った色になるでしょう。」
本当に心から大切だと感じる相手とだけ
体を重ねることが大切なことなのでしょう。
今日もありがとうございます。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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