世間は今、なにかと“卒業”の話題
「嗚呼、そんな時期か...」
子どもがいない私にとっては、
行事ごとは全く無縁
なんだか世の中から取り残された気分だ
そんなこんなで、
高校の卒業式を思い返してみた
「そもそも高校の卒業式って、
3月何日だっただろう...」
一学年8クラスと、マンモス校だった中学
高校は、全学年合わせても6クラス
中学の一学年にも満たない小さな学校だった
高校2年のときのクラス替えも、
半分は同じ顔触れ
そもそも、
みんな同じクラスみたいなもの
なんとも和気藹々と、楽しい高校生活であった
たったひとつ、
上級生に目をつけられていた以外は...
そんな高校の卒業式は、
2年生が卒業生の退場曲を考える
「上級生をいかに泣かすか...」
というのが、ひとつの責務でもあった
私たち3年生も、
「卒業式はどんな曲になるだろうね」
「うーん、あの曲は?」
「いや、あれじゃない?」
「“卒業”と言えば『贈る言葉』だよ」
「なんかそれも定番すぎるけど、
やっぱりそれだよね」
と、間近に迫ったそのときのことを、
友達と話していた
そして卒業式本番
卒業証書の授与も終わり、
「卒業生、退場!!」
と、先生の掛け声
次の瞬間、流れてきた曲は、
私たちが想像していたものとは全く違っていた
「え? なにこれ」
「なんでこの曲なの?」
友だちと顔を見合わせ、驚く卒業生
“卒業”とは結びつきそうにない、
その当時ヒットしていた切ない曲
みんなが大好きな歌だった
イントロが流れたと同時に、
どっとあふれた出した涙
友だちも一斉に泣きだした
こんな泣き顔で、
在校生の中を退場しなければならない卒業生
「あんたたち、
よくも先輩たちを泣かせてくれたね」
そんなことを思いながら、
在校生の拍手を浴び体育館を出た
...そんな時代もあったな
乳がんも卒業できたらいいのにね
1日1回、応援のクリックお願いします
日々の励みになります
両方押していただけると嬉しいです
↓ ↓
人気ブログランキング にほんブログ村
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント