日本の不倫バッシングについて、あるドイツ人女性と雑談していたところ、彼女はこう言いました。
「結婚というコミットメント(契約)を守らなければいけないのは、当事者だけだと思う。なので、新しい恋人や愛人などはコミットメントの対象外だと思う」
つまりは、結婚によって法律はもとより「心の契約」を結んだのは夫と妻の二人なのだから、「外での恋愛」に関する責任はその当事者の二人(夫婦)にしかなく、赤の他人が愛人や新恋人を責めるのはお門違いだということです。
彼女曰く「愛人や新恋人は(自分が結婚していない場合は)誰とも契約を結んでいないのだから、基本的に誰と恋愛をしようと自由」とのことでした。
もちろんドイツ人全員がそういう考え方だというわけではありません。でも誤解を恐れずにいうと、筆者はこの女性の語る「結婚という契約を結んだのは夫婦だけであり、部外者(愛人や新恋人)は関係ない」という考え方もある意味論理的だなと思いました。
「心の契約」と書きましたが、実は今のドイツの法律では配偶者が浮気(不貞、不倫)をしたという証拠をつかんでいたとしても、浮気相手に慰謝料を請求することはできません。
DV(ドメスティック・バイオレンス)などをのぞけば「離婚の原因が夫婦どちらかに帰する」という考え方はドイツにはないのです。
「失われた愛の慰謝料は存在せず」という格言があるほどで、「夫婦関係」にしても「新しい恋」にしても、どちらも「愛」の話なのだから、お金では計れないという考え方がドイツでは市民権を得ています。そう考えると愛がなくなったからといって、誰の責任も問うことができないというわけです。
不倫に限らず、基本的にドイツ人を含むヨーロッパ人の恋愛観は、日本人のそれとは「かなり違う」ことは覚えておいたほうがよさそうです。
西洋だと、事実婚も多く、、
子供は親のどちらの姓を名乗っても良い訳で、、
親が離婚しても子供と親の関係は切れない。
筆者の知り合いのドイツ人女性は20年ほど前に日本に住む日本人男性と結婚していましたが、後に離婚しドイツに帰りました。ドイツで新たなパートナーと巡り合い子供もいますが、日本人男性である前夫とはまだFacebookでつながっており、節目には互いのコメントやメッセージを欠かしません。
東日本大震災が起きた際には、そのドイツ人女性の母親が、元婿であるその日本人男性のFacebookに「日本は大変だとニュースで見て心配しています。ドイツに来たらいつでも泊めるので、遊びに来てね」とコメントしていて、ズッコケそうになりました。
ただこれは特にこの母親が変わった感覚の持ち主だというわけではなく、「一度は娘の家族となった人なのだから、災害などの非常事態の際に、元婿の心配をするのは当たり前」ということです。もちろん場合によりますが、別れても困った時には助け合う関係が理想だと考える欧米人は少なくありません。
こういう感覚があるとギスギスしない。
そもそも夫婦配偶者恋人を支配したい・占有したいという恋・結婚だから、、
オカシクなるんじゃないですかね?
結婚も愛も恋も、互いに占有しあう・支配しあう関係ではないということです。
日本に怪談物が多い理由は、、執着、ですね。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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