クロストリジウム属(Clostridium)は、細菌の一属である。偏性嫌気性で芽胞を形成するグラム陽性の桿菌である。この属名は、ギリシャ語のkloth(捻じれ)から派生したklostridion(小さい捻じれたもの)から来ており、ラテン語化するとClostridium となる。
クロストリジウム属の菌は、土壌内部や生物の腸内などの酸素濃度が低い環境に生息する偏性嫌気性菌であり、酸素存在下では増殖できない 。
例えば、歯周病菌とか虫歯菌も「嫌気性細菌」です。
通常こういう嫌気性細菌は悪さすることが多い。
好気性=良い
嫌気性=悪い
そんなイメージです。
ですが、腸内細菌としては必要な菌もあり、動物の消化管内常在菌として知られている。
これは酪酸を生成する酪酸菌で、日本では宮入菌が知られています。
この酪酸菌の生成する酪酸は実は大腸のエネルギーなんですね。
そして、このクロストリジウム菌減少している方は、、
アレルギーを起こしやすいし、原因不明の免疫の暴走や炎症系疾患を引き起こす。
コレ、、どっかで聞いたな、、と、、
新型コロナウイルス(武漢肺炎)によるサイトカインストームですね。
「免疫細胞」が異物を攻撃する。
その防御力で人体は守られていますがそれが暴走する場合がある。
その暴走を制御(ブレーキ)する「免疫細胞」もあり、、
それを「制御性T細胞」と呼びます。
この「制御性T細胞」の活性にクロストリジウム菌が出す酪酸が絡んでいることが発見されている。
で、この重要なクロストリジウム菌を活性させるのは、、
つまり「食物繊維」です。
食物繊維を豊富に含ませた食事をさせたマウスは炎症が抑制されている、、
それはヒトも同じなんですね。
そしてそれは加齢とともに減退する。
武漢肺炎の死亡者に高齢者が多い。
ですから、、
日本人としては、ミヤリサンが高齢者にはお薦めだと思います。
ただ、これは、個人差がある。
つまり、クロストリジウム菌活性の低い方には有用で、、
足りている方には不要かと、、
私の場合はあまり必要が無いみたいで、、ミヤリサンを飲むと便は少し硬くなる(笑)
ただ、高齢者や、花粉症やアトピーやアレルギーのある方は試される価値はあると思います。
理解を持って活用する。
そのスタンスでご利用ください。
昔、水泳でオリンピックで優勝したフジヤマノトビウオと呼ばれた古橋氏、戦後の食糧難でサツマイモばかり食べていたと話していました。サツマイモの食物繊維が腸内を活性化し、その腸内細菌が食物繊維を効率的に分解しエネルギーにして身体に蓄えたんじゃないかと思いますね。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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