どうにもならない介護や育児には感情を使った荒療治だ!

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!

今日は私の育児の荒療治をご紹介したいと思います。

育児も介護も対人援助なので、育児でうまくいくようなことが介護にも役立つことがあるはずです。

私の育児エピソードを熱く語りながら、ゆる~く介護のヒントにつなげていきたいと思います。

育児も介護もときには感情を使った荒療治があってもいいということです!

言うことを聞かない娘にキモい父がとった行動とは!?

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私の娘は6歳なのですが、よく怒るんです…。

学校では頑張り屋さんで、家では気を許せて解放されているんでしょうね(^_^;)

それ自体はいいことなのですが、あまりにエスカレートすると、さすがの私も我慢できないことがあり、ついつい怒鳴ってしまうこともあるのです。

怒鳴ったところでいいわけがないことは分かってはいるのですが…。

そんな私は、娘からよく「キモい」と言われていました…。

「お父さんのお嫁さんになりたい♡」

娘が生まれてから、そんなことを言われる父親を思い描いていたのですが現実は厳しいものです…。

そんな日々の鬱憤もありながら、娘がひどく怒っている日に思い切って家出をすることにしました!

もちろん家出と言っても真似事で、娘を困らせれば分かってくれるかも…と思ったのです。

こんな大人げないことで何かが変わるわけもないのですが、その日の私は我慢ができなかったのです…。

その時の様子がこちらのツイートです↓

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ちょっとコントみたいなエピソードになってしまいましたが、家出は見事ハッピーエンドに終わったのです!

このハッピーエンドには続きがあるのです…。

父のとった荒療治は内に秘めた娘の感情の扉を開いた!

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ちょっと大げさな見出しにしてみましたが、私が家出して以降、娘の行動に徐々に変化が見られました。

まず、あれだけ娘が私に言っていた「キモい」という言葉消えたのです!

その代わりに増えた言葉が「大好き!」でした。

もう毎日のようにベタベタとしてきて、妻いわく「ラブラブ状態」でした。

「ラブラブ状態」はさらに加速し、「チュッチュ」してくれるようにもなりました。

「キモい」と言われていた頃は、キスなんてしてくれたことがなかったのに…。

そして、今日!

娘は「お父ちゃんと結婚しよかな!」と言ってきたのです!

私の中で「娘に言われてみたいランキング1位」の言葉にたどり着いたのです!

嬉しくなってしたツイートがこちらです↓

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私が娘を困らせてやろうとした「家出」が、これだけ娘の感情を変えたのです!

この娘の感情の変化は、感情だけではなく行動の変化にもつながりました!

私の言うことを聞いてくれることが増えたり、片づけや手伝いをする回数が増えたり、イイコトが増えていったのです!

そりゃあ~キモいお父ちゃんより大好きなお父ちゃんのほうが、言うこと聞きたくなりますもんね!

「家出」なんてホントすべきではないことかもしれないのですが、私の中では大成功の荒療治だと捉えています!

では、この荒療治がなぜうまくいったのでしょうか??

荒療治を成功させるために必要なこと

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私が「家出」という荒療治を実行するまでには、ここには書ききれない試行錯誤がありました。

そして、どんな試行錯誤も通用せず、感情に身を任せてしまうようなこともありました。

怒ってしまった後は、毎回反省をしていました…。

どうすれば娘は分かってくれるのだろうか…と悩む日々でした。

「子供は勝手に育つ」なんてことを耳にすることがありますが、どうしても私は考えてしまうんですよね…。

これは私の性分なんだと思います。

あまり良い性分ではないかもしれないのですが、ポジティブ思考の私は良い風に考えます。

それだけ娘に対して真剣に考えることができているんだと捉えるわけです。

この相手に対しての「真剣な思い」があると、何をしてもうまくいってしまいそうなぐらいの感覚になれることがあります。

そして,、私はこう思います!

これだけ真剣に娘のことを考えてるんだから、家出して困らせたら分かってくれるかもしれない!
娘のことを騙すようなことをしたからと言って嫌われることもないはずだ!
よし!家出をしよう!

「家出」を半端な思いでしていないわけです。

「真剣な思い」を持って「家出」をしたのです!

私が思うに、荒療治を成功させるためには、それだけのことをやるだけの「真剣な思い」がないと成功しないでしょうし、「真剣な思い」のない荒療治なんてないのです!

…というわけで、バカげた私の育児エピソードをもとに熱く語ってきましたが、こんなことって、実は介護でもあるんですよね!

最後に、介護の話につなげて終わりしたいと思います。

介護でも通用する感情を使った荒療治!

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私たちは仕事として介護をしているので、相手はお客様であり、今回紹介した「家出」のような荒療治は不適切かもしれません。

ところが、感情労働である介護の仕事では感情を抑えきれずに言ってはいけないことを言ってしまうことがあります。

感情労働とは、感情の抑制や鈍麻、緊張、忍耐などが絶対的に必要な労働のこと。
引用元:感情労働 – Wikipedia

はよ~、トイレ連れて行ってくれ~な~!

ちょっと待ってくださいよ!
Aさん1人だけ見てるわけじゃないんです!
…はっ(・.・;)

業務の忙しさのあまり、ついついきつい言葉を利用者さんに投げかけてしまう…。

こういう言葉は、マジメな職員さんほど言ってしまうことがあるんですよね…。

皆に平等に手を抜かずに介護をしようとするあまり、どうにもしきれずに言ってしまう…。

ただ接遇が悪い場合は論外ですが、こうした場合は、職員の「真剣な思い」があるので、その後利用者さん側が歩み寄ってくれるようなことがあるんです。

Aさん…。
さっきはすみません…。
忙しいのを分かってほしくて…つい…。

いや…、わしがアンタの気持ちも考えんと言うたんが悪かったんや…。

このように、介護場面でも相手への「真剣な思い」がある場合には、感情をぶつけることが功を奏することがあります。

ドラマでよくあるような展開やな…(^_^;)

そうなんですよね!

金八先生みたいな学園もののドラマではよくある展開は、実は現実でもよく起こっていることなんです!

「真剣な思い」があれば、どんな相手でも感情で向かってもいいときはあります。

そんな感情を使った荒療治しか方法がないことは、介護現場でもたくさんあります。

だからと言ってむやみやたらにやってはいけません。

私が娘にした「家出」のように、感情を使った荒療治は、ある程度利用者さんとの関係性が築けている場合に悩みに悩んで実行に移すべきです。

 

 

もう私はオムツでいいのよ…。
職員さんに迷惑かけたくないし…。

何言ってるんですか!?
僕が皆に言って協力してもらうんで頑張りましょうよ!

そんなふうなやりとりを経たおかげで、夜間紙おむつポータブルトイレ介助の車イス使用の方が、夜間布パンツトイレ自立で歩行器歩行自立にまで回復し、在宅復帰を果たした方がおられました。

ときには感情をぶつけてみることも大切なのです。

なぜなら、人間は感情の生き物なのですから。

まとめ

 介護でも育児でも、どうにもならないことはたくさんあります。

そんなときは「感情」が助けてくれることがあります。

介護や育児で使うことは望ましくない「怒り」の感情です。

場合によっては、「荒療治」となることもありますが、この記事で何度も書いているとおり、相手への「真剣な思い」があれば、その荒療治は成功します

ちゃんと「思い」が相手に伝わるからです。

注意点としては、感情に身を任せないことです(^_^;)

意図的に感情を使いましょう!

そのためには、多かれ少なかれ演技力は必要になりますので、まずは演技力を磨いていきましょう!

 

Source: すべての道は介護に通ず【暮らしかるモダンなブログ】

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