≪私の記録 153≫ デポ注射 22回目 ② ~“女”として~

心が痛くて...

切なくて...

悲しくて...

涙が止まらない

「死にたい」

と、思う気持ちが
どんどん強くなってゆく

このあいだの手術痕のしこり、

「なぜ再発じゃなかったんだろう...」

とまで、思うようになっている

今の私には、
生きる目標も希望もなにもなくて、
ただ生きているだけ

全く無意味で、
生きる価値も値打ちもない人間

こんな人間がのさばっているなんて、
この世にいることが後ろめたい

女として生まれてきた以上、当然、

「子どもは産むもの」

...と、思っていた

産めなくなるなんて考えたこともない

なのに
こんなふうになってしまって、
“女”としての生き方が
できなくなってしまった

もちろん子どもを産むことだけが
女の生き方ではないけれど、
その役割は大きなものだと思う

その役割がなくなると、
仕事もしていない私の場合、
ほかになにも残らない

“子どもが産めない”ということは、
結婚もできないかもしれない...

そこで、
“自分らしい生き方”や
“生き甲斐”を考えてみる

私らしい生き方?
私にとっての生き甲斐?――

それって、
乳がんでも命懸けで子どもを産むこと?

目標が生まれて、
生きることの悦び、
病気の克服、
生への執着が湧いてくるかもしれない

自分の命と引き換えに子どもを産めたなら、

「私の人生、最高だ」

と、思えそうだ

「充分、生きた」

そう思えそうだ

でもこんなのは、美談に過ぎない

本当は、
治療やめる勇気もないくせに...

病気が怖いくせに...

もう疲れた

今まで突っ走って生きてきたから、
もう終わりにしたい

自分に「お疲れ様」と云いたい

...いや、なに云っているんだろう

一時は最悪のことを考えた

でも結果的に予後良好で、
新たな人生、授かったのに...

贅沢だよね

“生きててナンボ”だよね

...こんな思いを、
毎日毎日繰り返す

プラスとマイナスの思考が交錯して
気持ちが乱れる

死にたい衝動に駆られたかと思えば、
生きたくなる

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Source: りかこの乳がん体験記

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