高いがん治療に思う。

がん治療はとにかくお金がかかる

治療だけではなく、検査も万単位

「これまでいくらかかったか...」

なんてことは、計算するのも馬鹿馬鹿しい

化学療法ほどではないが、
私が受けてきた“ホルモン療法”も、
決して「安い」とは言えないお値段であった

たとえば、4週間ごとにお腹に打つ注射

  当時はまだ、乳がんには、
  “4週間タイプ”のものしか使えなかった

これは1本、約15000円

併用していた飲み薬、
“クエン酸タモキシフェン(商品名:ノルバデックス)”は、
1錠、約450円

  現在は、約198円まで下がっているようだ
   (1963年開発当時は、約500円)

  ※ちなみにホルモン剤も、“抗がん剤”である

薬の開発に、どれほどの費用がかかるのだろう

数十億円...数百億円...

そのお蔭で、
こうして私たちは命を救われている

...が、やはり、がん治療薬は高額だ

私も、
「途中で治療をやめようか」と思ったほど、
預金を食い潰した

治療・検査にかかる費用を考えると、
治療に専念できないのもまた事実なのだ

「お金がないと、病気にもなれないのか...」

「お金がなければ、
 命を永らえることもできないのか...」

そんなことを思ってしまう

“日本人の2人に1人ががんになる”という時代

今では、“特別な病気”ではなくなった

が、高額な治療費を思うと、
やはり、どこか特別な気がする

  そこまでやって、
  再発がないのならいいのだが...

  “完治”に至れば、
  まだ我慢もできるのだが...

命と治療...

命は救われるべきなのに、
そんなにきれいごとではないのだろうか

時々、経済的理由で
治療を中断せざるを得ないひとたちを見ていると、
なんだか理不尽で仕方ないのだ――

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Source: りかこの乳がん体験記

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