【トラウマを克服したい】毎日が辛くても、時間が味方になる。　

・【トラウマを克服したい】いつも自信がない

・トラウマの癒し方、時間が薬になる

 

 

 

トラウマとは

取り乱してしまうような

ショッキングな出来事だけを

呼ぶわけではありません。

 

 

小さな頃、家族に言われた

何気ないひとことや

失敗をちょっと笑われたとかも

含まれます。

 

 

例えば、今現在

 

 

大きなショックだけがトラウマとは限らず

日常の中で起きた

何気ないシーンということもあるのです。

 

 

でも、これって

誰にでも起こり得ることですよね。

 

 

完璧な親も養育者もいません。

つまり、自分だって

完璧になれなくても当然です。

 

 

トラウマを克服するには

 

・ 今の「苦手」は何か？知ること

・ どうして「苦手」になったのか考えてみること

 

その原因が過去のやり取りの中にあったなら

 

 

今の自分が、当時の自分に

話かけてあげること、です。

 

 

 

こちらの例で行くと

 

 

 

そうかそうか

素直な気持ちを言葉にしただけだよね

それを否定されて悲しかったね

大丈夫だよ、安心して良いよ、

私はちゃんと聞くからね。

 

 

と、言ったように

あの時、してもらいたかったのに

してもらえなかったことを

今の自分がしてあげます。

 

 

そして、もうその頃から

ずいぶん時間が経過していることを

自覚して行きます。

 

 

カレンダーの日付けを

声に出して読み上げてみるのも良いですね。

 

 

過去の体験・今の自分・時間の経過

それぞれを俯瞰することで

 

 

もう過ぎたことだね

今ある幸せに目を向けよう

時間は常に流れてゆくのだから

 

 

と、川の流れに身を任せるように

緩やかな気持ちに変化して行けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ、

その傷があまりにも深い場合

 

 

大きな事故や事件、災害

暴力、性的、ネグレクトなどの虐待

を経験している場合

 

 

専門家による治療を受けることを

おすすめします。

 

 

トラウマ治療に関しては

とても難しい分野で

劇的に改善する！という方法が

あまりなかったようですが

 

 

現在では神経系からアプローチする方法が

とても有効だという研究結果が出ています。

 

 

 

 

参考リンク

トラウマ治療のメソッド：ソマティックエクスペリエンスとは？

 

 

 

 

プロの神経系のセラピストは

トラウマの傷が深い場合

唐突にそこに触れたり

無理に語らせたりすることはありません。

 

 

解き放てず体の中に留まった

恐怖・怒り・痛み・悲しみなどのエネルギーを

身体的アプローチで

少しずつ解放してゆくそうです。

 

 

そもそも

このトラウマとは

脳が発達した人間に備わった

特有のものなのです。

 

 

例えば

麻酔銃で撃たれたシロクマが

麻酔から目覚めた時

体を大きくブルブル震わせる姿を

テレビなどで観たことはありますか？

 

 

また

野生生物が捕食獣から命を守るため

死んだフリをすることがありますが。

命が助かったあと、こちらも体をブルブルします。

 

 

このブルブル！という行為は

大きくかかり過ぎたストレスを

体の外へ解放するためと言われています。

 

 

そしてそのあとは

自由に動けるまでに、回復していますよね。

 

 

このように野生生物には

過剰に呼び起こされたエネルギーを

振り落とす本能が備わっているのです。

 

 

ですが、人間の場合

体をブルブル！っとさせても

心の傷が癒えるわけではありませんし

その痛みを突然解放することは、リスクが伴います。

 

 

 

 

 

もちろんこれも

短期で劇的に改善が望めるものではありません。

緩やかに変化して行きます。

 

 

緩やかに、過去のエネルギーを解放してゆくことに

意味があるのです。

 

 

この療法を考案したPeter Levine（ピーター・リヴァイン）博士は

「癒しのプロセスは、劇的でなければないほど、またゆっくりと起これば起こるほどより効果的である」

と述べています。

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで

自立神経には

 

 

交感神経と副交感神経

この2つがあるとされてきましたが

 

 

近年の研究により

副交感神経は

さらに2つの神経があることが発見されました。

 

 

 

 

✔ それは

 

です。

 

 

 

この2つの神経系は

哺乳類に見られる特有のものです。

 

 

 

かなり、ざっくり説明すると

 

 

これらの神経基盤が整っている人は

心と体のバランスが安定しています。

 

 

この「安定型」の人の場合

例え、ストレスで感情が揺さぶられても

自分で気持ちを調整して

また平常心に戻ることができます。

 

 

これは、神経の調整力がある、とも言えるのです。

 

 

 

ですが

 

というケースの場合

神経基盤に偏りや乱れがあることになるのです。

 

 

 

トラウマが原因で

フラッシュバックや

過呼吸、うつ病、パニック障害などが

引き起こされている場合は

神経の働きが乱れていることになります。

 

 

 

何かあっても、自分で機嫌が取れるし

どんなことがあっても、自分で立ち直れるよ♪

人といることは楽しいし

ひとりの時間も楽しいよ♪

 

 

この状態になるには

神経系にレジリエンス（しなやかな強さ）

を育むことが必要です。

 

 

つまり

エアコンで言うサーモスタット機能を

神経系に入れてあげる、

そのようなイメージ持てると良いですね。

 

 

サーモスタット機能

＝この部屋は常に25度で快適♪

温度が下がり過ぎたら、戻るし、上がり過ぎても、戻る

 

 

この調整力が

自分らしく生きることを助けてくれます。

 

 

その神経基盤を作る

5分でできるエクササイズがありますが

長くなってしまうので、またの機会に。

 

 

詳しくはこちらをご覧ください▽

 

「今ここ」神経系エクササイズ　著者：浅井咲子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私自身、幼少期に限らず

いろいろトラウマはあります。

 

 

例えば、20代のころ

5年半付き合っていた彼は

パーソナリティー障害でした。

 

 

一緒にいることで

精神的DVを受け続けた私は

 

 

DV内容

・さっきまで優しかったのに突然キレる

・キレポイントが全くわからない

・公の場で怒鳴る・公共物を蹴飛ばす

・ひどく根に持つ

・意識的、無意識的に相手に注意を向けさせる

・自分の話ばかり、延々ループする

 

 

 

お別れした後も

いつもビクビクしていて

 

 

誰かに話かけられると

怒られている気がして

謝ってばかりいました。

私を責めているわけではないのに、です。

 

 

ですが、

数年かけてその痛みも癒え

和らいでゆきました。

 

 

その過程では、心療内科に通い

カウンセリングも受けましたし

 

 

優しい人に

たくさん救われてきました。

 

 

結局、人から受けた傷は

人によって癒される、と言うことを

経験しましたし

 

 

何より、時間の経過に

助けられたところも大きいです。

 

 

今となっては

 

 

ああ、元カレは

神経基盤が乱れていたのだろうな。

あの人にもサーモスタット機能が入れば

症状が穏やかになるのかもしれないな…

 

なんて思えます。

 

 

 

人にはそれぞれ

過去のトラウマがあるものです。

 

 

でも、それは過去のもので

今ではありません。

 

 

トラウマを癒すための

たくさんのアプローチがありますが

 

 

時間の経過を味方にし、人生を諦めなければ

誰もが傷を修復できると、私は信じています。

 

 

そして、それはゆっくりで良いのです。

そして、完璧でなくて良いのです。

 

 

痛みは抱えたまま

完全に消せなくても良いから

 

 

そんなトラウマも可愛いね、って

言ってあげられたら良いですね。

 

 

 

 

 

✔ まとめ

 

 

 

 

 

 

✔ おまけに過去記事から抜粋します。

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽秋からの講座のご案内です。