「そこまできてるのに出ない!」時に絶対頼ってはいけないもの

内科医

「そこまで きてるのに出ない!!」

皆さん、一度は経験したことがあるのではいでしょうか?
ちなみに
「そこまで」とはお尻のことで、
「出ない」のは💩のことです。
もともとそんなに便秘で悩むことのなかった私も、
妊娠中は結構これにやられました。
生理前も若干この傾向があります。
こういうとき

あなたならどうしますか?
あなたな~ら、どうする~🎵
あなたな~ら、どうする~🎵
(byいしだあゆみ)
おすすめは
とりあえずそこにたまった便を出すことです💩

って、
それができないから、困っとるんじゃーー
とお叱りを受けそうな回答でした
失礼しました


何を伝えたかったかと言うと

何らかの刺激でまずは出すしかないのです


おすすめは
座薬タイプの便秘薬

「そこまできてる!」時には
効果テキメンです

刺激になり、便意をもよおさせ、排便に導かれるのです

ただし、
「そこまできてない」時にはあまり効かないかもです。

そんなに遠くまでは座薬が効きづらいので、その場合は通常の便秘薬がいいかもしれません。

って、
通常の便秘薬って何ーーー
これを語りだすと止まらないので、ひとまず、ここは保留。
いずれ、アップします。
これはかなりの大作になりそうな予感

で、本題に戻ります。



そんなかんじで、
まずは栓を取り除くことからスタートです
っというより、これはもうゴール!?
栓を抜いたら、
あとは奥にたまったものが順々に出てくることでしょう

で、ここからは、
タイトルに書いた内容の話です。

こんなときに
全くもってオススメできないこと。
それは
刺激性の便秘薬です。
※市販薬の多くを占めているのは刺激性便秘薬。(名前を挙げるのは控えます。薬局の薬剤師さんに相談してみてください)
ムチを打って腸を刺激し、便を出すタイプの薬です。
特に「そこまできているのに出ない!」時には、これはかなり危険です
お尻が栓で閉まっている状態に、
無理やり上から便がどーっときたら、
交通渋滞が起き、
かなりの腹痛が出るだけで、何にも効果なし、
という事態に陥るおそれがあります
タイトルの「絶対頼ってはいけない」は言い過ぎかもしれませんが、
少なくとも全くもってオススメしません


外来でご相談いただければぴったりの座薬タイプの便秘薬も処方できます

気になる方は相談を~
ちなみに
「直腸瘤」でも
「そこまできてるのに出ない!」という状態になりやすいので、
頻回にこの症状が出る方は
一度受診してみるのもいいかもしれません

※直腸と膣の間の壁が弱くなり、力んでも、膣方向に圧が抜けてしまい、そこに便が入り込み、うまく排便できない状態のことを言います。
②可能性としては低いですが、
お尻(近くの)癌などがあり、肛門が狭くなっていて
「そこまできてるのに出ない!」のかもしれません。
結論
気になる症状ある方は
一度肛門科受診をオススメします😉
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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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