“身体にいいこと”って、なんだろう...。

「身体にいいことしかしていないのに、
 がんが消えない。
 どんどん大きくなっていく。
 なんでだろう...」

そう言っている人がいた

“身体にいいこと”――

よく聞く言葉である

そして、何気なく使う言葉でもある

そして考えた

『“身体にいいこと”ってなんだろう...』――

  朝は“にんじんジュース”からはじまり、
  オーガニックのものを食べ、

  酵素風呂に行き、

  甘いものは“がんの餌になる”と、
  口にしない

  炭水化物も“身体に悪いから”と食べない

  牛乳も、肉もやめた...

それが、本当に“身体にいいこと”?

“がんが消える生活”?

私は、それは違うと思う

彼女は余命幾ばくもなかった

好きでやっていた生活だったのだろうか

もし、無理をしていたとしたら、
勿体ない気がする

残された人生、縛られずに、
おいしいものを食べ、
好きなことをすればいいのに...

と、思う

が、これは私の思いだ

彼女は彼女で、
“それがいい”と思ってやっていたのだろう

「がんが消える。がんが治る」
「がんを消す。がんを治す」

そう信じて...

私は、“命が短い”と悟ったとき、
好きなものをたくさん食べたい

食欲がある限り、おいしいものを
悔いなく食べ尽くしたい

身体が動くうちに、
やりたいこともしたい

昔、「最後になに食べたい?」

なんて質問があったっけ

「あした地球が滅亡するとしたら...」
というものと、

「死ぬ前に...」
というものがあったような気がする

“地球滅亡”なら、非現実的な話

まだ笑い話にもできる

が、“死ぬ前に何食べたい?”の質問は...

ラーメンだ、ハンバーガーだ、
ピザだ、ケーキまるごとワンホールだ...

...と、昔は言っていただろう

乳がんになった今は、

「死ぬ前は、きっと食べられないよなぁ...」

と、現実的に考えてしまうのだ

  『身体にいいもの』とは、
  私は、『心にもいいもの』だと思う

  それは、“心が喜ぶこと”

  美しい景色を観て、感動すること

  おいしいものを食べて、
  “おいしい”と思えること

  趣味やスポーツをして、
  “楽しい”と思えること、
  “気持ちがいい”と感じること

  お笑いを見て、笑うこともそうだろう

  それは、
  病院で処方してもらう薬とは違う、
  もう一つの薬

  限られた人生

  どう生きるかはそれぞれだ

  が、後悔だけはしたくないから――

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Source: りかこの乳がん体験記

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