「一度メスを入れると、
元には戻らないよ」――
虫垂炎の手術をしたのは、
中学2年のとき
今でも右の下腹部に違和感が残る
咳やくしゃみをするときは
身体をきちんと屈まなければ痛みが走る
子宮筋腫の摘出手術をしたのは、
乳がんがわかる半年前
下腹部を10cm切開したが、
今はもう痛みも違和感もない
『乳房切除後疼痛症候群』
...という病名がある
いや、正確には、“病名”ではないのかもしれない
乳房切除後疼痛症候群(PMPS)
⇩
・Post-Mastectomy:後-乳房切除
・Pain:痛み、苦痛
・Syndrome:症候群
※症候群とは――
はっきりとした原因が特定できず、
複数の病因(群)が現れる
この症候群の治療法としては、
抗うつ剤や、
医療用麻薬などの鎮痛剤を使用するらしい
乳がんの手術では、
特に、腋窩リンパ節郭清をした場合、
多くの人は何かしらの痛みを抱えたまま
過ごすことになるだろう
たとえば私の場合、
寒い季節や季節の変わり目は特に痛みが出る
それは、
○肋骨がズキズキする痛み
○乳房やわきの下、腕の皮膚が
ヒリヒリする痛み
○下着や洋服が触れたときに感じる、
ピリピリとした痛み
○咳やくしゃみをしたときに二の腕に出る、
電気が走ったような痛み
などである
が、治療の必要性はないほど軽いものだ
そして思った
「これは、“痛み”だけなのか」と...
私の場合、
3~4年前から乳房(切除した部位)が痒い
手術からすでに10年以上も経ってからだ
四六時中、痒い
が、人前で掻くわけにもいかない
掻いたところで、
半分感覚のない皮膚
掻きむしることもできなければ、
掻いたところで、
気持ちがいいわけでもない
それどころか、
触れることの気持ちの悪さしかない
「すぐに治る」と思っていた痒み
さすがにもう治る気はしない
が、新実は知りたい
「この痒みの原因はなんなのか」と...
この痒みを止める方法があれば
一番いいのだが――
○痛い
○痒い
○眠れない
○食べられない
...というつらさ
乳がんになって、
健康のありがたさ、
よく眠れることの心地好さ、
食欲があること、
しっかり食べられることの喜び、
何気ない日常が送れることのしあわせを、
つくづく知ったのである
1日1回、応援のクリックお願いします
日々の励みになります
両方押していただけると嬉しいです
↓ ↓
人気ブログランキング にほんブログ村
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント