コロナウイルスに分類されるウイルスに対しては、一般的に、塩素等による消毒の効果が高いため、適切に塩素消毒されている水道水が原因となって新型コロナウイルスに感染することはないと考えられます。
また、予防の観点から、手洗いは水で洗うだけでも一定の効果があります。
さらに、石けんでよく洗ってから豊富な水量で洗い流すと、より大きな効果があることが確認されています。
※ 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 片山浩之教授より
(水処理分野におけるウイルスに関する専門家)東京都水道局より https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kurashi/influenza/korona.html
まぁ水道管の水は塩素で殺菌消毒されていますから安全だっせって意味で、、
つまり水道水の残留塩素でも死ぬんです。
手洗いは水で洗うだけでも一定の効果がありますと書いていますが、、
泥だらけでなければ、10秒流水で十分だと思いますね。
そしてうがいもイソジンや薬は要らない。
水道水そのままうがいだけで良い。
腸内細菌で有名な「藤田 紘一郎先生」の記事ですね。
2018年の記事です。
2018/01/18 15:00“手を洗いすぎる”と風邪を引きやすくなる「流水で10秒間」だけでいい人間の皮膚には、表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌をはじめとする約10種類以上の「皮膚常在菌」という細菌がいて、私たちの皮膚を守ってくれています。彼らは私たちの健康において、非常に重要な役目を担っています。皮膚常在菌は皮膚から出る脂肪をエサにして、脂肪酸の皮脂膜をつくり出してくれているのです。この皮脂膜は、弱酸性です。病原体のほとんどは、酸性の場所で生きることができません。つまり、常在菌がつくり出す弱酸性の脂肪酸は、病原体が付着するのを防ぐバリアとして働いているのです。
皮膚を覆う弱酸性のバリアは、感染症から体を守る第一の砦です。これがしっかり築かれていれば、病原体が手指に付着することを、それだけで防げるのです。
では、石けんで手洗いをするとどうなるでしょうか。石けんを使うと、一回の手洗いで、皮膚常在菌の約90パーセントが洗い流されると報告されています。ただし、1割ほどの常在菌が残っていれば、彼らが再び増殖し、12時間後にはもとの状態に戻ることもわかっています。したがって、一日一回、お風呂に入って体をふつうに洗う、という程度であれば、弱酸性のバリアを失わずにすみます。
しかし、昔ながらの固形石けんでさえ、常在菌の約9割を洗い流してしまう力があるのです。薬用石けんやハンドソープ、ボディソープなどに宣伝されているほどの殺菌効果が本当にあるのだとしたら、そうしたもので前述の手洗い法のように細部まで2回も洗い、アルコール消毒などしてしまえば、さらに多くの常在菌が排除されることになります。しかもそれを数時間おきに行ってしまうと、どうなるかわかりますか。わずかながら残されている常在菌が復活する時間さえ奪ってしまうことになるのです。
皮膚常在菌の数が著しく減ってしまうと、皮膚は中性になります。脂肪酸のバリアがつくられないからです。脂肪酸のバリアのない皮膚は、要塞を失ったお城のようなものです。外敵がわんさと襲ってきても、守る術を失えば、城は炎上します。
脂肪酸のバリアを失って中性になった皮膚には、外からの病原体が手に付着しやすくなります。こうなると、手指から口に病原体が運ばれやすくなります。
洗いすぎると皮膚は感染症を引き起こしやすい、「キタナイ」状態になってしまう、というのはこういうことだったのです。
私も、石けんを使います。ただ、それはお風呂に入ったとき、一日に一回きりです。たまに手に見える汚れがついたときにも、石けんを使うことがあります。けれども、帰宅時やトイレのあとに洗うのは、流水で10秒間だけ。食事の前などは、手が特別に汚れていなければ洗いません。だからといって、食中毒になることもなければ、風邪もめったに引きません。反対に、石けんを頻繁に使う人ほど風邪を引きやすいのは事実です。
この本を企画してくれた編集者は、以前は一日に10回前後もハンドソープで手洗いをしていたといいます。風邪を引くたびに、「手洗いとうがいこそが大事」と予防に熱心になっていきました。それにもかかわらず、すぐに風邪を引いてしまい、困っていました。そんなとき、偶然にも私の本を読んでくれたそうです。
その後、編集者は手洗いをやめました。トイレのあとは、とくにゴシゴシと手を洗っていたそうですが、流水だけにしました。たとえ大便に触って大腸菌がついてしまったとしても、流水で洗えば落とせるのです。
「藤田先生のおっしゃるように手洗いは水で10秒間だけにし、うがい薬も使うのをやめたら、風邪をめったに引かなくなりました」
と、編集者は話しておられました。
腸内細菌叢、、口腔細菌叢、、そして 「喉と鼻の細菌叢」があるということ、、
この「喉と鼻の細菌叢」こそ、、
免疫の最前線です。
この「身体の常在細菌」に関して、冒頭にご紹介したものも含めて、近年は、「細菌がウイルス感染から細胞を守っている可能性」を示す多くの研究があります。
冒頭の記事は、米ミシガン大学の研究者たちが、
「上気道および下気道(喉と鼻)の微生物叢が、インフルエンザウイルス感染から私たちを守っている」
ことを見出したというものです。
喉と鼻の細菌たちは、ウイルス感染と常に戦っている可能性が具体的に示された画期的な研究です。
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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