最近
各地の登山道や山に行く道も通行止めが目立つようになりました。
しかも
幹線道路と違って
登山道などは
何年たっても全く補修されずに
通行止めのまま
というところも目立ちます。
それが
これからは
コロナの影響で
もっと身近な道でも起ころうとしています。
日本は
戦後の高度経済成長期に
全国で一気に道路や橋、トンネルを作りました。
それから50年ほど経過して
今になって急速に劣化・老朽化しています。
今になって急速に劣化・老朽化しています。
その数全国に70万個所を超えます。
全国には
約72万の橋がありますが、
その7割以上の約51万橋が市町村道にあります。
橋の建設後50年を経過した橋梁の割合は、
10年後には52%にまで増加します。
約72万の橋がありますが、
その7割以上の約51万橋が市町村道にあります。
橋の建設後50年を経過した橋梁の割合は、
10年後には52%にまで増加します。
橋とトンネルを見てみると
現時点で
全国で修繕が必要とされたのは
約7万3000個所。
約7万3000個所。
その中で
約4万5000個所が
修繕されない状態のまま保留されています。
約4万5000個所が
修繕されない状態のまま保留されています。
まず
地方自治体には
町の約3割、村の約6割で
橋梁保全業務に携わっている土木技術者がいないのです。
町の約3割、村の約6割で
橋梁保全業務に携わっている土木技術者がいないのです。
そして
地方公共団体が実施している橋梁点検では
およそ半数の技術点検者は、
研修未受講であり民間資格未保有となっています。
およそ半数の技術点検者は、
研修未受講であり民間資格未保有となっています。
さらに最も深刻なことは
点検し、修繕するお金が無いのです。
税収が大きく減り、
財政が厳しい状況の中で
莫大な費用が年を経るごとに必要になっていきますが、
橋梁を修繕すると
市の財政が破綻してしまいます。
とすると
橋を修繕しない
という選択をとらざるをえないのです。
ある日
突然
今まで使ってきた橋や道路が使えなくなる・・。
東京オリンピックや大阪万博等に間に合わせるために、
緊急に突貫工事で整備された箇所や、沿岸部、水中部など立地環境の厳しい場所などでは、
最近になって
老朽化による変状が顕在化しているところが目立つようです。
緊急に突貫工事で整備された箇所や、沿岸部、水中部など立地環境の厳しい場所などでは、
最近になって
老朽化による変状が顕在化しているところが目立つようです。
昔の日本は
橋は木造だったために
コンクリートや鉄骨の橋は
老朽化に伴うメンテナンスなど考えることなく
はるか未来までそのままでいいと思われていたのです。
国土交通省は、
今後30年間の道路の維持管理修繕費用として、
最大76兆円ほどかかると試算しています。
これだけの予算が
新型コロナ騒動で財政危機に陥っている地方自治体に
払えるはずがありません。
「最後の警告-今すぐ本格的なメンテナンスに舵を切れ」高度成長期に一斉に建設された道路ストックが高齢化し、一斉に修繕や作り直しが発生する問題について、平成14年以降、当審議会は「今後適切な投資を行い修繕を行わなければ、近い将来大きな負担が生じる」と繰り返し警告してきた。(中略)国民も、管理責任のある地方自治体の長も、まだ橋はずっとこのままであると思っているのだろうか。我々は再度、より厳しい言い方で申し上げたい。「今すぐ本格的なメンテナンスに舵を切らなければ、近い将来、橋梁の崩落など人命や社会システムに関わる致命的な事態を招くであろう」と。(中略)橋やトンネルも「壊れるかもしれないし、すぐには壊れないかもしれない」という感覚があるのではないだろうか。地方公共団体の長や行政も「まさか自分の任期中は…」という感覚はないだろうか。日本社会が置かれている状況は、危機が危険に、危険が崩壊に発展しかねないレベルまで達している。「笹子の警鐘」を確かな教訓とし、「荒廃す るニッポン」が始まる前に、一刻も早く本格的なメンテナンス体制を構築しなければならない。
さらに
最近は
数十年に一度、百年に一度といわれる自然災害が頻発するために
老朽化していない橋や道路までもが
緊急で修繕が必要となる例も増加しています。
日本列島は
自然災害
特に大地震が多い岩盤の上にあります。
近い将来
大震災が来ることは間違いありません。
その時に
どこまでの道路・橋・トンネルが修復できるのでしょうか。
いつも使っている道路や橋、トンネルは
当たり前ではないかもしれません。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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