治療は、「高けりゃいい」というものじゃない。

がんになると、その病気がどんなものか、
きっとほとんどの人は調べるだろう

ステージ...
生存率...
余命...

中でも、“治療法”は気になるところだ

私たちは、いわゆる、
“標準治療”というものを受けることになる

“標準治療”――

効果のなさそうな、古い考えの、
なんとも頼りない響きの言葉である

「それよりも、もっと最新の効く治療はないのか」――

...と思った人も少なくないかもしれない

“標準治療”は、“過去の治療”ではない
 (ここでも何度か記述してきたが)

日々、進歩している

それは、効果も、副作用も科学的根拠のある、
安心して受けられる治療だ

数百万円もかかる、
科学的根拠のない治療は世の中にあふれている

それで、「がんが消える」いう保証も、
「がんが治る」という確証も、
「再発しない」という証明もない

  単なる、“金儲け”も存在する

そんな“治療(療法)”に、莫大な費用をかけられますか?

私は間違いなく、
“治療法が確立された標準治療”を選ぶ

  ちなみに一昨年、私の地域で、

  『痛みのない乳がん検査機器』を導入した、
  医療機関がある

  “乳がんの検査”といえば、
  あの痛いマンモグラフィ検査

    ※痛みには個人差あり

  乳房も露わになり、つかまれ、伸ばされ...

  そんな恥ずかしい思いもする

  が、その“痛みのない検査”は、
  Tシャツを着たままでできるらしい

  「痛みもなく、胸も出さなくていいのなら、
   この検査を受けよう」

  と、一般の女性は思うだろう

  が、それらは、
  ある研究機関がつくった装置

  一応、精度などは公表されてはいるものの、
  安心・安全、そして確かなものかどうかはわからない
  
  しかもその機器を導入した医療機関は、
  “がん治療”をやっているわけでも、
  乳腺に関しての診療をやっているわけでもない

  もちろん費用も、
  マンモグラフィ検査より高額になる

  「“金儲け”のための検査か...?」

  と、思わざるを得ないのだ

   ちなみに“マンモグラフィ検査”は、
   乳がんの死亡率を減少させることが
   科学的に証明された、
   “乳がん検診”として推奨できる検査方法である

「抗がん剤を受けたくない」

そんな声も耳にすることがある

“抗がん剤をしない治療”を探し、
標準治療を受けない人がいるのも事実

数百万円...
いや、それ以上の費用を、
安全性や効果の期待できない療法に
かけている人たち...

医師が警鐘を鳴らすのは、

「そのような療法に手を出し、
 多くの患者が悲しい結末を迎えている」

ということ

この10年で、
新しいがん治療がどれほど出てきたか...

が、“最新”という言葉に惹かれ、
“効果がある”と勘違いする

いくつも耳にしてきた最新治療は、
まだ科学的な根拠に乏しい

数年後、十数年後、
これらの治療がどこまで進歩し、
生き残っているのか...

あふれ返る現代の情報

簡単に情報を得られる時代だからこそ、
患者が賢くならなければいけないのかもしれない――

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Source: りかこの乳がん体験記

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