“がん検診”と“自費検診”

その他

きのうは25℃越え

この時期に夏日という、
なんとも異常な気温

が、今日は一転

最高気温は15℃

...と言っても、
未だ家の中はまだ暑い

Tシャツ・短パン姿
もそろそろ終わりか...

あさってからは
最高気温でも12℃らしい

身体がついていけるのか...

そんな朝

今日も彩雲が観られた

2025/10/06 彩 雲

さて――

今月、10月は
『ピンクリボン月間』ということで、
がん検診について少し――

  いや、
  かなり長くなりそうだが...

“乳がん検診”というと、
あの痛い“マンモグラフィ”を思い浮かべる

そう、それが正解

あの痛み、そして恥ずかしさ...

それが原因のひとつでもあるのだろう、
日本のがん検診率は上がらない

  ☆関連記事は下記へ

では、なぜがん検診は、
あの痛いマンモグラフィ検査なのか――

それは、

『長期間の研究で、
 死亡率を下げることが
 科学的に証明されている、
 唯一の検査法だから』

これは、“国が推奨する検査法”

が、それとは別に、
“国が推奨していない検査”もある

それが“ドゥイブス・サーチ”というもの

  ☆関連記事は下記へ

  ○痛みがない
  ○被曝しない
   (マンモの被曝は極々微量)
  ○着衣のまま検査できる
  ○高密度乳房(デンスブレスト)でも
   見えやすい
  ○豊胸術・乳房再建後でも検査可

など、マンモグラフィの欠点を
補える検査法だ

  ※デンスブレストとは...

    乳房の中に乳腺組織が多く、
    脂肪組織が少ない状態

    マンモグラフィでは
    がんも乳腺も白く写るため
    見えづらい

    日本人女性の40~50%が
    このタイプと言われている
    (特に若年層に多い傾向)

    ちなみに
    私の乳がんがわかったときもこれ
    (当時は、“雪原の白うさぎ”と
     言われていた)

が、この“ドゥイブス・サーチ”は、
今の段階では
国のがん検診制度にはなっていない

理由は、
長期間に渡る大量のデータが
存在しないから

“死亡率を下げることが
 科学的に証明されていない”のだ

そのため、
国の推奨する検診ではないことから、
自費診療となる
(医療機関によっても違うが、
 かなり高めとなっている)

そして、たとえドィブス・サーチで
異変がみつかったとしても
“がん”と診断をつけることもできない

なのでがん診療ができる病院で
新たにマンモグラフィ検査を
受ける必要がある

  ドィブス・サーチは、
  “診断の補助的な役割”や
  “スクリーニングの目的”で
  使われることが多い検査

  ※スクリーニングとは...

   “症状がない人を対象に、
   病気の可能性を広く探る検査”

   ○スクリーニング
    ・対象:症状のない人
    ・目的:病気の可能性を
        広く探る
    ・検査法:簡易、広範囲、低負担

   ○診 断
    ・対象:症状がある人
    ・目的:病気の有無を確定する
    ・検査法:精密、詳細、
         医師の判断が必要

  ちなみに、ドィブス・サーチを
  日本全国で導入している医療機関は
  約87施設程度とまだまだごく一部

日本で“乳がん検診”として
使われているマンモグラフィ

実は世界でも、
ほとんどの先進国で
“乳がん検診”として採用されている

  各国の検診率は以下の通り

   ○日  本:約44.6%(2019年)
   ○ド イ  ツ:約65.7%(2019年)
   ○韓  国:約65.9%(2020年)
   ○フランス:約70.0%(2019年)
   ○イギリス:約74.2%(2020年)
   ○アメリカ:約74.2%(2019年)

   ※()内はデータの年度
   ※2022年発表のデータ
    (データ収集は2019~2020年)
   ◎出典:厚生労働省

  こうしてみると、
  日本の検診率の低さがわかる

ドィブス・サーチが乳がん検診となるには、
まだまだデータが少なすぎる

痛みがなく、
恥ずかしくなく、
(着衣のまま検査できる)
被曝をしない

そして、
日本人に多いデンスブレストも
検査できる――

これが“がん検診”として国が推奨すれば、
こんなにいいことはない

がん検診率も上がるかもしれない

そうすれば早期発見につながって、
乳がんで悲しむひとが減るかもしれない...

が、そこまで至るには、
莫大なデータと
長い年月が必要だ

  ※国が推奨するがん検診に
   なるための条件

   ○数十年に渡る国際的な研究と
    日本国内での検証と
    制度化のプロセスが必要

    ・死亡率を下げる科学的根拠
     (エビデンス)があること
    ・調査の精度、費用対効果、
     受診率への影響などが
     評価されること
    ・制度として全国に展開できる体制
     (機器、人材、教育)が
     整っていること

乳がん検診は、やはり
ハードルが高いものなのだろうか――

  今日の晩ご飯

2025/10/06 晩ご飯

   ○紅鮭
   ○スパゲティサラダ(たまご入り)
   ○かぼちゃ煮
   ○なめこと大根のみそ汁

      みそ汁 ⇩
2025/10/06 みそ汁
  今日もおいしくいただきました

  そして今日は、中秋の名月

2025/10/06 中秋の名月 ①

  今夜は雲が広がってしまった

  時折、雲の切れ間から
  顔を出してくれる月

  そして一瞬、
  ぼんやりとその姿を現した

2025/10/06 中秋の名月 ②

  なんとか観ることができた

  あしたも予報は曇り

  あすの満月も無理そうだな...

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Source: りかこの乳がん体験記

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