｢男性､ぽっちゃり､喫煙者は赤信号｣"コロナ論文"を追う免疫学者の警告

まぁ、繰り返しになりますが、、

新型コロナでは、感染者の8割くらいの方は無症状か軽症で済みますが、約2割の方が肺炎症状が悪化して入院することになり、1割弱の方が重症化します。収束に向けた適切な対応のためには、重症化リスクがある人を明らかにすることが重要です。

重症化し、亡くなった方の多くは高齢者です。高齢であるということは、残念ながら大きな重症化リスクです。

なぜなら、高齢であるほど免疫力は低い傾向にあり、特に、免疫反応を制御するレギュラトリーT細胞の機能が低下していて、炎症を起こしやすい状態になっているからです。

｢男性､ぽっちゃり､喫煙者は赤信号｣"コロナ論文"を追う免疫学者の警告重症化リスクは高齢者だけじゃない
新型コロナウイルスの「重症化リスク」に関する研究結果が次々に報告されている。順天堂大学医学部の講師で、免疫学研究に20年以上従事してきた玉谷卓也氏は「新型コロナに適切に向き合うためには、自分の重症化リスクを把握しておくことが重要だ」という――。
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新型コロナウイルスによって、甚大な死者数となってしまった欧米では、その多くが肥満の感染者だったといわれており、実際にイギリスでは、ICUに運ばれた重症者の約73％が肥満だったという調査もあります。

・BMI24（たとえば身長170cm／体重70kg）以上は2倍近く重症化リスク

・男性は女性より1.5倍以上重症化リスク

・喫煙歴があると、約2倍重症化リスク

｢男性､ぽっちゃり､喫煙者は赤信号｣"コロナ論文"を追う免疫学者の警告重症化リスクは高齢者だけじゃない (2ページ目)
一方、高齢ではないのに重症化、または亡くなられた方の多くは、簡単にいってしまえば「不健康な状態」にあったといえるでしょう。アメリカ疾病予防管理センター（CDC）の発表したガイドラインによれば、重症化リ…
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・65歳以上では約3倍重症化リスク

・55歳以上でも約2倍重症化リスク

・糖尿病では2倍以上重症化リスク

・高血圧で3倍近く重症化リスク

・冠動脈性心疾患や慢性腎疾患では5倍前後重症化リスク

・COPD（慢性閉塞性肺疾患）では6倍以上重症化リスク

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年齢についても、感染した場合の入院基準となっている65歳以上では約3倍重症化リスクが上がりますが、実は40代以上でリスクが上がり始め、55歳以上でも約2倍リスクが高くなっています。基礎疾患についても、どの病…
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