“夢”は、叶えるものなのか
叶わないから、“夢”なのか
追うもの
見るもの
抱くもの――
私は、乳がんになって、
『夢なんて持つものじゃない』
そう思った
もちろん、小さな目標はいくつも掲げている
その目標達成に向けて生きていくのが、
自分のできることだと、病気になって感じた
“夢”に大きいも小さいもないのなら、
その一つ一つの目標を
“夢”と捉えてもいいのではないか
私が、「夢なんて持つもんじゃない」
そう実感したのは、
乳がんになってできないことが増えたからだ
どんなにお金をかけても、
どんなに頑張っても、
どんなに努力をしても、
“子どもを産む”という夢は現実にはならない
何度も語ってきた、幼い頃からの夢――
それは、“温かな家族をつくること”
「優しい旦那さんがいて、
私は2人の女の子に囲まれて...」
それは、
“家族”という形態が崩れかけた中に育った私が
幼い頃から抱いてきた、まさに“夢”であった
そして思った
『夢は叶えられないもの』
...であると――
だから、“夢”
夢は、そんなに簡単に神様は与えてはくれない
一年一年、歳をとり、
子どもがいない寂しさを実感する
周囲の人たちは子どもの話に花が咲き、
その会話についていけないことに、
惨めさ、
悲哀、
壁、
溝、
劣等感...
様々な思いが去来する
乳がんを告知されて14年
告知されてから毎年行っている初詣
おみくじの中に入れられているお守りが、
14個になった
来年も再来年も、
ずっとずっと行き続ける
ずっとずっと、生き続けるのだ――
今年のおみくじに入っていた“招き猫”
顔があまり可愛くないな...
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Source: りかこの乳がん体験記
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