処分できない御守り。

その他

14年前、
乳がん告知を受けてから行った初めての初詣

私ががん告知を受ける2週間前、
母にもがんがわかっていた

私は、2人分の御守りを買い、
ひとつは母に渡した

そして母も私も、
その御守りを持って手術に挑んだ

2019/02/24 御守り

『御守りは、一年経つとお焚き上げをする』

そう聞く

この御守りも、
本当はお焚き上げに出すべきなのだろうか...

が、手放すことができないのだ

母と一緒の御守り

母はのちに転移し亡くなってしまったが、
この御守りを持っていると、
なんとなく、母と一緒にいる気がするのだ

それに、つらい治療期間も、
ずっと私を見守ってくれていた御守りでもある

手放せるはずがない

それでもやっぱり、
お焚き上げに出すべきなのだろうか...

“完治”と言われている20年まで持つことは、
いけないことなのだろうか...

「もう少し、お願いします」

そして20年後、

「今までありがとうございました」

と――

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Source: りかこの乳がん体験記

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