絶対痛くない大腸内視鏡?実際のところ…

内科医

大腸内視鏡

いわゆる
「自分はカメラが上手です」とか
「痛くないです」とか
「患者さんの満足度高いです」とか

ホームページなどでうたっているクリニックで過去に内視鏡を受けられたことがある患者様で

「前回、そこのクリニックでは、カメラがかなり痛くてしんどかったけど、今回は結構楽だった💠」

と言っていただけると、
こっそり、よかったー
思ってます

※自慢ではないです。
もしかしたら、逆パターンとかもあるかも…😱

ただ、実際のところ、
正直、どんなに上手なドクターでも

「絶対痛くない」は
ありえないと思ってます


※麻酔科の先生がいて、完全に寝て、人工呼吸器に繋がっているような状態だったらありうるかもしれませんが…

外来ベースで使える痛み止めや眠る薬の種類や量は限られています

話を戻して、
ある程度のぼーっとする薬や痛み止めで
もちろん
「ほとんどの方は痛くない」はありえます

ただ、
私が知ってる、めちゃくちゃ
カメラが上手な先生方も、
患者さんのお腹の状態や性格などによっては、
ごくまれに検査がちょっと大変そうなときもあります

実際、
同じ医師、同じ患者さんでも、
ある年はそんなにしんどくなくて、ある年はしんどい、
なんてこともあり得なくはないのです

ちょっとしたカメラの角度や腸の配置、便の残り具合とかで、
いかようにも、
患者さんの楽さ、しんどさは変わってきます。

この辺ってあまり知られていないのかなーと思います

もちろん、
こちらとしても、
なるべく患者様がつらくないようにカメラを挿入していますが、

「絶対痛くない」とか言いきちゃってる病院でしんどかったという患者さん方もやはりいらっしゃるので、

なんだかなーと
思ってしまいます。

ブツブツブツブツ…

なんて偉そうなこと書いちゃいましたが、
患者様方のために、
まだまだ私も技術を磨いていきたいと思います

↓こちらもぜひ😉
「大腸内視鏡の技術の「伸びしろ」!?」
http://blog.livedoor.jp/osr48/archives/46887634.html

↓次男作
「ジェットコースター」
大腸内視鏡をやってると、時々、腸の中、こんな風になってるのでは?と患者様に出会うことがあります…
←CFやってる先生方、伝わりますかね

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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