■Q&A■「私の痔の進行度は？」←簡単にご自身で診断できます！

よく
「私の痔の進行度は？」という質問があります。

治療の選択肢の目安になりますし、
患者様方が気になるのもよくわかります☺️

でも、実はこれ、
自分で診断できるのです
※厳密なことを言うと、私たちがカルテに○度と記載している根拠は患者様の自覚症状に基づいてるのです。
※痔の大きさから言って○度相当だな、ということで記載していることも多いですが…

びっくりですかね

意外と知られてないと思ったのでまとめてみるのことにしました💦

では
内痔核の分類と主な治療法です✨
※進行度の分類は「内痔核」に関してのものです

☀️Ⅰ度☀️
出血するけど、肛門からいぼはでてこない。
→生活習慣の改善や軟膏などで対応。

☀️Ⅱ度☀️
いぼが排便時に肛門からでてくるけど、自然と元に戻る。
→軟膏やジオン注射も選択肢。

☀️Ⅲ度☀️
いぼが出たらは、指で押し込まないと戻らない😓
→手術も選択肢

☀️Ⅳ度☀️
いぼが出ると指で押しても戻らなくない😓
→手術も選択肢

さて、よく見てください👀

分類の基準は診察した結果でなくて、
自分での自覚症状ですよね
‌
これでだいたい自分がどの程度かわかると思います💮

以上、簡単にまとめてみましたが、
あくまでも、目安の分類です。

軽い症状でも手術に踏み切る方もいらっしゃいますし、
Ⅳ度でも絶対に手術しなくてはいけないわけではありません❗️
これは本当に人それぞれ🙆

よく私は
「治療のゴールをどこに設定するかは人それぞれ🙆」
とお話してます😉

そもそも、
それが本当に内痔核なのか、
もしくは皮垂/skin tagと言われるものなのか、ポリープなのかは、
実際、診察を受けてみないとわからないと思います😓

例え内痔核で合っていたとしても、
Ⅱ度の日もあればⅢ度の日もあると思います🍀

まぁ、そんなわけで、
意外と簡単に進行度分類の診断はご自身で出きるのですが、
あくまでも参考程度だったりするという、衝撃の事実💥

何度だろうが、絶対こういう治療をしなくてはいけないと言うことはありません💦

気になる症状がある方、受診してみてください😊

↓こちらも参考にされてくださいませ↓

Source: 埼玉の大腸肛門科（肛門・痔・大腸内視鏡）ママ女医のブログ