神の詩 第一章第七節

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神の詩 第一章第七節

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「二度生まれたる最も高貴な方よ、我等の卓越した武将達、わが軍の指導者達について知りたまえ。参考までに彼等の名前を申し上げる。(七)」

ドゥルヨーダナは、
ここでドローナ師のことを
「二度生まれた」
という表現を使っています。

カースト制度の頂点にあるバラモン(宗教的支配者階級)の家系に生まれた人や一部のクシャトリヤの人は、
8歳くらいの年齢になると
ヴェーダの浄化儀式を受けます。

この儀式によって、
人生で二度目の誕生となり、
ヴェーダを学んでいくことが出来るようになると言われています。

最初の誕生が、
肉体的な誕生であり、
二度目の誕生は
精神的な誕生とされます。

ドローナ師は、
いままで何度も双方の兄弟の件では
中立的立場をとってきました。

しかしながら、
今回、
師はドゥルヨーダナ側にいます。

ドゥルヨーダナは、
ドローナ師が生まれ変わって自分の側に完全に味方していることを再認識したい思いが
この言葉に込められています。

「二度生まれたる・・」

私たちの誕生日は、
生まれた日を指しています。

でも、
人が本当に「生まれた」と言えるのは、
その崇高な目的に気づいた時なのではないでしょうか。

人は地上に、
種子のような形でやってきます。

種子の中にいれば、
殻に守られ、
安全で、
苦労もありません。

でも、
地上に下りてくるのは、
開花し、
結実するためです。

種子は、
成長し美しい花を咲かせるためには、
暗く湿った土の中に入り、
発芽しなければなりません。

誕生日が、
肉体を持って生まれてきた日、
すなわち
地上に種子が蒔かれた時だとすると、
第二の誕生は種子が発芽した瞬間です。

第一の誕生日は、肉体を持って生まれた日
第二の誕生日は、霊性に気づいた日 
第三の誕生日は、霊性進化の道を実践し始めた日
そして
第四の誕生日は、覚醒した日です。
自分が今どの段階に在るのかを自覚すれば、
今後どうすればよいかが明確化するはずです。

次は、
「高徳のあなたご自身、ピーシュマ、カルナ、戦勝者クリパ、アシュヴアッターマ、ヴィカルナ、ソーマダッタの息子。(八)」

この節も長くなる節なので、
簡略化して解説していきましょう。

各自
しっかりと内観して準備しておいてください。

光の魂たち 動物編 人の霊性進化を助ける動物たち
森井啓二
きれい・ねっと
2020-06-21


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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