おはようございます。
当ブログイチオシのETFであるバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)が4月9日の取引で100ドルを突破しました。
VTは全世界株式市場の7,000銘柄以上に時価総額加重平均で分散投資をする、インデックス投資の王道と言うべき商品です。
広範に分散されている分、莫大なリターンというのは望むべくもないですが、逆に20年〜30年かけてゆっくり資産を増やしたいという方にはおすすめの商品です。
さて、本日はVTのチャートを見ながら100ドル達成までの道について考察します。
【祝】VTが100ドルを突破しました!
コロナショック後のVTの1年チャートを振り返る
以下がVTの直近1年間のチャートです。
2020年3月のコロナショックで一時55ドル付近まで下げる局面があったのですが、その後の株価の回復は順調そのものです。
2020年2月〜3月のコロナショックでVTを粘り強く買い下がることができた方は、この1年で大きく報われることになりました。
私自身も、VTならいつかは回復するだろうと漠然と考えてはいましたが、まさかコロナショックの1年後に100ドルに到達するとは夢にも思いませんでした。
このように、良い方にも悪い方にも予想していないようなことが起こりうるのが株式相場ですが、粘り強く相場に食らいつくことの重要性を改めて認識させられました。
コロナショック後は米国株だけでなく全世界の株式相場が連読して上昇
先日、S&P500が史上初の4000を突破したという記事をアップしたばかりです。
VTのうち50%以上は米国株が占めますから、S&P500が上昇すればVTも上昇することが多いです。
一方、コロナショック後の株価の回復は米国株だけでなく、米国以外の先進国や新興国もほぼ同程度に素晴らしかったことが以下のチャートから分かります。
青がVTI(米国株)、ピンクがVEA(米国を除く先進国)、緑がVWO(新興国)です。
(画像はYahoo financeから引用)
世界中の株式市場がすべて連動して好調を維持したからこそ、ここまで早くVTが100ドルに到達できたと言えるでしょう。
こんな好調な相場がいつまでも続いてくれれば株式投資など楽勝なのですが、そうはいかないからこそ面白いのですね。
VTへの長期投資をコツコツ続けよう
VTは全世界株式市場を時価総額加重平均で買い付けるインデックス投資の王道と言うべき商品です。
投資信託であれば、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)がVTに近い存在となります。
楽天VTはVTを投資信託としてパッケージ化した商品ですからほぼ同一と言ってよいでしょう。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も全世界株式市場への投資が可能な商品ですが、VTとはベンチマークが異なり、正確には大型株〜中型株への投資割合が高く、小型株への分散はVTの方が優れます。
とはいえ、商品コンセプトはほぼ同じですので両者のパフォーマンスに大差はないでしょう。
VTやeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)への長期投資は資産形成の王道と言えます。
しかし、以下のVTの超長期チャートを眺めますと、リーマンショック時にはVTが25ドル付近まで落ち込んでいることが分かります。
(画像はYahoo financeから引用)
VTが25ドルというのは今現在の感覚では想像もしたくないような恐ろしい数値ですが、仮に世界中の7000銘柄以上に分散していても50%近い暴落が起こりうることは知っておくべきでしょう。
しかし、VTの場合は個別株のように倒産リスクなどはありませんので、どんな市況になっても粘り強くホールドし続ける意思の強さが重要です。
まとめ
VTが史上初の100ドルを突破しました。
全世界株式市場へ時価総額加重平均で投資するインデックス投資の王道と言うべき商品であり、投資初心者の方に私が真っ先におすすめしている商品でもあります。
【おすすめ本】
鈴木祐さんの『不老長寿メソッド』です。
食事、運動、睡眠だけでなく、メンタル面や肌のケア方法まで、健康に関するありとあらゆる情報がコンパクトにまとまっており、お得な一冊です。
岡崎かつひろさんの『好きを仕事にできる人の本当の考え方』です。
初めから100%好きな仕事に従事できるほど世の中甘くはありません。日常の仕事で創意工夫をしていかにその仕事を好きになるかを検討すべきだと著者は説きます。
こんな記事も書いています。
米国ETFではなく投資信託の中から選ぶのであれば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とオール・カントリーが最強の2択でしょう。
長期投資においては、自分で設定したゴールを達成できれば十分であり、他人と比較しても無意味でしょう。
VTはそれ単独で世界中の7,000銘柄以上に分散投資されており、一時的に株価が下がっても安心してホールドできます。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント