神の詩 第一章第十九節  2

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神の詩 第一章第十九節  2

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さらに、
前述したように、
五人兄弟は、
五つの霊的中枢としての象徴も担っています。

なぜなら、
繰り返し言いますが、
このバガヴァッド・ギーターは、
人の身体の中で起きている霊的変容を描写しているからです。

長男ユディシティラは「ヴィッシュダ・チャクラ(第五チャクラ)」、

次男ビーマは「アナーハタ・チャクラ(第四チャクラ)」、

三男アルジュナは「マニプーラ・チャクラ(第三チャクラ)」、

四男サハデーヴァは「ムーラダーラ・チャクラ(第一チャクラ)」

五男ナクラは「スヴァディスターナ・チャクラ(第二チャクラ)」
です。
アルジュナは
最高の弓使いとして、
弓は安定とバランス、
的確に目標を定め、
自制心の象徴です。

そのため、
王家(神へ向かう集団)の人間としての役割の中では、
長男ユディシティラは王家の権威と人格、
次男ビーマは武力、
四男サハデーヴァは知恵と頭脳、
五男ナクラは品格と輝き。
そして、
それらを安定してまとめ、
自制心をもって神に向かわせる推進力となるのが、
三男アルジュナです。

ちなみに、
アルジュナは弓を使った武術に秀でていて、
それを自分の霊性を高めるために利用しました。

すべての人が
自分の得意分野を活かすことが大切です。

「どの人も他人との関係において、あらゆる人を凌ぐ才能、働きを持っている…誰かの為に! それ故、どの魂も、神の精神、目、心から見て、他の魂と同じように高貴であることを知りなさい。」エドガー・ケイシー1786-1
戦争前の和平調停の場において、
クリシュナが
パーンダヴァ兄弟の側の方により親しい親族であるかのような振る舞いが見られました。

その時に、
親族たちから
「クリシュナよ、何故あなたはパーンダヴァ兄弟の方を味方するのか?」
と問われたことがあります。

この問いに対してクリシュナは、
ドリターシュトラ王に次のように大きな声で語りました。

「カウラヴァ兄弟とパーンダヴァ兄弟は同等ではない。
私とパーンダヴァ兄弟との関係を語ろう。
私の肉体にとって、
ユディシティラは頭であり、
ビーマは胴体であり、
アルジュナは両肩と両腕であり、
サハデーヴァとナクラは両脚である。
そして
私クリシュナはハートである。」

また、
アルジュナは
このマハーバーラタの戦いで生き残った後で
次のような感想を
長男ユディシティラに述べています。

「クリシュナ神は、
私たち5人兄弟を、
クリシュナ神自らのパンチャプラーナ(五つのプラーナ)であるかのように守り、
あらゆる些細なことにお
このパンチャプラーナとは、
宇宙のすべての存在の基礎となるプラーナを、
5種類に分けたものです。

プラーナ気:生体にエネルギーを取り入れる役割があります。上方へ向かう性質を持ちます。火の元素優位。
アパーナ気:老廃物の排泄を行います。下方に向かう性質を持ちます。地の元素優位。
サマーナ気:消化の役割があり、内臓器官の働きを補助します。水の元素優位。
ウダーナ気:動きに関する役割があります。風の元素優位。
ヴィヤーナ気:肉体からエネルギーレベルまでの全身の循環に関与します。空の元素優位。
の五つになります。

「シヴァ・サンヒター」第三章には、
「プラーナ気は心臓に、
アパーナ気は会陰に、
サマーナ気は臍から上に、
ウダーナ気は喉元に、
ヴィヤーナ気は全身に巡る。」

と書かれています。

これらのさまざまな象徴的役割は、
深い霊的解釈に必要になります。

この節の「激しい音は天地に轟き・・・」は、
霊性進化の道に入る時に起こる
良心が揺り動かされるような気持ちや
自分自身が行ってきた悪しき行いに対する心引き裂かれるような思い
が表現されています。
「神の響きは全地にあまねく、その言葉は世界のはてにまで及ぶ。」詩篇19-4

次は、

「こうして、戦闘が始まろうとした時、ハヌマーン(神猿)の旗印を掲げるアルジュナは、布陣したドリタラーシュトラの軍勢を見て、弓を手に取り、クリシュナに向かって次のように言った。(二十)」

よく内観しておいてください。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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