とりあえず、これが一番しっくりくる ~“ブラジャー探しの旅”編~

その他

乳がんの手術をしてブラジャーに困らない人は、
たぶんいないと思う

そもそも手術をしなくても、
なかなか合うものは見つからない

それが“手術”となると、
形も変われば痛みも出る

腕が動かなかったり皮膚の麻痺のため、
これまでのようには着脱もできなくなる

そんなこんなで、
私もブラジャー選びには苦労してきた

もともとBカップだった胸も、
術後はワンサイズ小さなものに、

アンダーは締めつけを避けるため、
逆に大きなものにすべて買い換えた

が、結局どれも合わず、いくつも無駄にした

一番の原因は、“痛み”

腋窩リンパ節郭清による影響だ

私のおっぱいの手術は“左”

腋窩リンパ節郭清の痛みは、

  ○左肩甲骨周辺の皮膚
  ○左胸
  ○左上腕
  ○左のわきの下
  ○左の鎖骨下

...と、けっこう広範囲だった

現在の痛みは、
“肩甲骨周辺の皮膚の痛み”はなくなったが、
ほかはすべて残っている

ただ、痛みのレベルは、
当時の数十分の1程度まで回復している

そして、今、一番しっくりきているのは...

2021/05/16 ブラジャー

 ↑ これ

頭からも足からも着脱できるのだが、
実は、手術から数年経って、
ようやく“足から”着けられるようになったのだ

...というのも、
術後数年間は、左腕の麻痺と痛み、
そして挙上障害のため、
“被り式”の洋服が着られなかった

そのため、被り式のこのタイプのブラジャーも
着けられなかったのだ
 (足からも履けなかった。
  理由は、腕の力がないため胸まで上げられないこと、
  胸まで上げたとしても腕を通すことができないこと)

が、今は痛みも軽減

足からであれば、
なんとか着られるようになった

私の場合の、ブラジャー選びのポイントは、

  ○肋骨にワイヤーが当たらないこと
   (この期に及んでも、
    ワイヤー入りを選んでいた)
  ○鎖骨下に当たる布地が痛くないこと
  ○脇ぐりが詰まっていると痛みが出るため、
   大きく開いていること
   (脇ぐりが詰まっているものが多い)
  ○カップの上から乳首が見えないこと
   (痛みが出る鎖骨下にカップが当たらないものを選ぶと、
    ほぼ不可能)

...と、大体こんな感じだろうか

このブラジャーは
そのポイントのほとんどを満たしており、
最も満足している部分は、

  ○脇ぐりが大きく開いていること
   (痛みが出づらい)
  ○素材がやわらかく肌触りがいい

そして、

  ○カップの形がいいこと
  ○鎖骨下の痛みも出づらい
   (たぶん、素材がやわらかいせい)

きっと、一生続く“ブラジャー探しの旅”

プロパーで購入するのはリスクが高い

とりあえず、セールで試すのが
私のセオリーである――

  術式や痛みは、人それぞれ

  これはあくまでも、“私の場合”――

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Source: りかこの乳がん体験記

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