誰も米国株の話をしなくなった頃に米国株を買いたい

内科医

おはようございます。

ブログやSNS界隈で人気を集めている米国株投資ですが、個人的には誰も米国株の話をしなくなった頃に米国株を買うのが夢です。

最近は投資に割く十分な時間が確保できないことと、投資スケールがある程度大きくなってきたこともあり、投資信託やETFの積立に方針を切り替えていますが、以前は逆張り派でした。

逆張り派にとっては、今話題の中心にある金融商品、人気のある金融商品というのは本能的に手を出しづらいです。

仮にそういった商品に手を出す場合、あらかじめ引き際を決めておく必要があります。

何も考えずにパッと飛びつくと大怪我をする可能性が高いでしょう。

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誰も米国株の話をしなくなった頃に米国株を買いたい

バリュエーションが適切な水準であれば米国株が最も強い

世界各国の人口動態予測、軍事力、地政学的リスクの大きさ、ワイドモートを有する企業の数などを総合的に考えますと、世界の中で最もファンダメンタルズの優れた国の一つが米国であることに疑いないでしょう。

よって、バリュエーションが適切な水準であれば、長期で見た時に最も高いリターンを示す確率が高い国の1つが米国だと思います。

ただ、この「バリュエーションが適切な水準であれば」というのが曲者です。

プロでも相場は読めないという通り、今現在の値段が割高なのか、割安なのかを正確に読み切ることは非常に難しいです。

PERやCAPEといったバリュエーションに関する各種指標があり、私も参考にはしていますが、読み通りにいかないことも多々あります。

「本質的価値よりも安いかどうか」を一発で見抜く目を持ち合わせていれば、投資が100倍簡単になるのにな、と失敗するたびに思います。

そういった意味では、本質的価値よりも安い時期に優良銘柄を仕込み、それをひたすら持ち続けるという投資方針を何十年に渡って実践し続け、かつ圧倒的な成果を残しているウォーレン・バフェット氏は真の天才ですね。

そして同時に、素人はバフェットになれないことも早めに知っておくべきでしょう。

 

話題の中心にある商品、初心者が群がる商品にパッと飛びつくのは怖い

バリュエーションが割高か割安かの一つの目安としては、

・玄人だけでなく、初心者の方が次々と参入している

・ブログやSNSなどで話題の中心になっている

・この商品を買っておけば安心、安全

こういう時期は適正価格〜割高であることが多く、少なくとも割安ではない可能性が高いです。

この時期を通り越して、「◯◯を持っていないなどありえない」という風潮になってきたら相当危険です。

適切な売買タイミングを探れる方は問題ありませんが、そういった商品をバイ&ホールドすると大抵は焼かれます。

もちろん、参入後にさらに価格が上昇し続けることもありますが、それが永久に続くことはありません。

永久に右肩上がりに値を上げ続ける金融商品はないのです。

健全な金融商品であれば、適切な調整を何度か挟みながら少しずつ値を上げていくはずです。

 

初心者の方に情報が回ってくる時には一番美味しい所は食べられている

今までに投資に全く興味のなかった初心者の方にまで情報が回ってくるということは、そのはるか前に一番美味しい所は情報強者によって食べられています。

コネでもない限り、いきなり情報弱者の所に最も美味しい情報が回ってくるはずがありません。

詐欺か、詐欺でなくても旬を過ぎた話題であることが多いです。

過熱感のある市場に近づくというのは大きなリターンを得られる可能性もある反面、非常に危険な賭けであることは知っておいた方がよいでしょう。

長期投資で最も重要なことは、短期で莫大なリターンをあげることではなく、長期に渡って生き残り続けることであることを考えますと、初心者の方ほど「過熱感のある市場には近づくな」を徹底した方がよいです。

損失を最小限におさえ続けることができれば、数十年後には勝ち組になっている可能性が高いです。

 

まとめ

・誰も米国株の話などしなくなった頃に米国株を購入する

・誰も株式投資の話自体をしなくなった頃にVTを購入する

これが長期投資で勝つための王道ですが、逆張りというのは恐怖心と戦う胆力が求められます。

下手な冒険をしたくない方は、過熱感のある市場にだけは近づかず、コツコツ積立投資でよいでしょう。

 

 

こんな記事も書いています。

市場の過熱感のある・なしすら考えるのが面倒な人は、VTかVTIを積立購入して配当金をひたすら再投資し続けるだけでもよいでしょう。

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投資信託メインでポートフォリオを組んでいる方は、暴落時に含み益が減った時に低コストの投資信託へ乗り換えましょう。

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Apple株に関しても、「ジョブズが不在となって終わった」「iPhoneは終わった」と言われて久しいですが、未だに世界の時価総額No.1企業の座を守っています。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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