彼は、アマ(尼崎のこと)のオッチャン。
『サイコロジカルヴィクトリー』、そのまんまの人。
脳梗塞後遺症で、右不全麻痺、歩行は杖歩行自立。
平成の大改修の時の大阪城天守閣のアルミサッシは、
「日本一のスピードで、ワシが全部いれたんやで」。
彼のアルミサッシ会社でやりきったこと、
落札、計画、実行等、やり方全部教えてくれた。
タナカが昔、CI療法の国内導入に関わっていた頃、
このCI療法の中心の考え、『心理学的勝利』(後にビルに教わる)を、
地で行き、リハビリの真髄を、彼が教えてくれた。
彼とは、CI療法を受けられて以降、
毎月アマの整形の外来でお会いしてたのだが。
療法以降が、彼の本領発揮だった。
次々と、スモールステップを自身で見つけ、
そのスモールステップのクリアの道のりを自身で考え、
スモールステップを次々とクリアしていく。
まるで、大阪城天守閣のアルミサッシを、
日本一のスピードで入れていった時のように。
スモールステップが、ホンマに、絶妙だった。
クリアできるかできないか、ギリギリのラインを思いつく。
それらのほとんど、
自作の訓練メニューが中心だ。
リハ医の診察では、その報告を受けるだけ。
多少の、修正は提案したが、、、。
いつも笑顔で自慢げだ。
良かれと思ってリハビリ仲間にも、
笑顔で次々と話しかける。
あ~これはな、こうやればエエんや、
これなんかは、こっちのほうがエエで!
もう療法士やリハ医なんかそっちのけで、
楽しくやっちゃってる。
でも、これこそがリハビリ、生活再建だと思った。
アメリカのEMORY UNIV.のトレーナー ビルが、
後に『サイコロジカルヴィクトリー』ということを、
教えてくれたのだが、生活再建において、大切なことは、
世界中変わらないんだな、こういうことなんだな、
って彼ら2人が教えてくれた。
今、ザイタク医療に取り組むが、
その中心は、やっぱり、
『サイコロジカルヴィクトリー』。
食べること、おトイレすること、
歩くこと、眠ること、
そして、お風呂に入ること、
そして、誰かを好きになること。
すべての中心に、
『サイコロジカルヴィクトリー』を。
今日は、朝から元気です。
みんな頑張ってるなあ。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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