新型コロナの感染拡大で、住宅ローンが払えずマイホームを手放す人たちが急増している。夢にまでみたマイホームさえも奪っていく、新型コロナの打撃。その現状を取材した。
大阪市都島区で不動産コンサル業を営む、斎藤善徳さん。住宅ローンを支払えなくなった人たちの相談に応じてきたが、ここ1年ほどで客層の変化を感じていた。
千里コンサルティングオフィス 斎藤善徳社長
「問い合わせは増えていますね。今年に入ってからぐらいですかね。コロナ前までは、何かしらお客さんにも原因があるような方が多かったんですけど、コロナ後からは、本当に、普通に生活されていたような方が、住宅ローンを払えない状況になっていると感じる」鉄道関連会社に勤務する40代男性
住宅ローンが払えなくなるこの日、訪れたのは、大阪・北摂エリアの一軒家に住む、40代の男性の自宅だ。男性は5年前、2500万円で中古の一軒家を購入。フルローンで購入した家の返済額は毎月2万円。それに加え、年に2回25万円の、ボーナス払いをしていた。男性の勤務先は、比較的安定しているとされる鉄道関係の会社。これまでは難なくローンを支払えていた。
鉄道関連会社勤務 男性(40代)
「会社でボーナスが1回カットになってしまって、それでローンが払えなくなった」新型コロナの影響で、会社が巨額の赤字に陥り、毎月の手取り額も4分3に減った上に去年、夏のボーナスが全額カット。このため、男性はボーナス払いを1度だけ延滞。そこから歯車が狂い始めたという。
鉄道関連会社勤務 男性(40代)
「(鉄道関連会社は)絶対つぶれる会社ではないという感覚のもとで働きだしているので。まさかコロナがこんな出回って、こんなすごい状態にまで陥って、ボーナスがカットされるまでの収入減は、まったく想像していなかった」その後、毎月の返済も滞るようになり、先月ついに、裁判所から「競売開始通知」が届いた。設定された入札の基準となる価格は、わずか810万円。
返済に充てたとしても、2300万円の残債を返しきるのは到底不可能。万策尽きた男性が相談したのが斎藤さんだった。
読売テレビ
2500万円で中古の一軒家を購入。フルローンで購入した家の返済額は毎月2万円。それに加え、年に2回25万円の、ボーナス払いをしていた。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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