インデックス投資オンリーならばETFでなく投資信託で十分

内科医

おはようございます。

 当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。

いつも拝読して勉強させていただいております。

この場を借りて御礼申し上げます。

早速ですが米国ETFを持つことについてどうお考えか記事にしていただけませんでしょうか?

私はつみたてNISA枠年間40万円で楽天VTIを、つみたてNISA枠を超える部分で本家VTIを積立投資しています。

元々は本家ETFの方が維持費が若干安かったことに加え、両替や外国税額控除といった手続きも自分で経験してみたいという興味本位で本家ETFを買い始めましたが、

2年ほどやってみて作業にも飽きたので本家ETFから投資信託へ積立対象を変えようかと考え始めています。

一方で本家ETFにしかないメリットも何かあるのかな?と考えているのですがこれといって思い浮かばないのですが、何か考慮しておくべき点はありますでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。

ご質問ありがとうございます。

1. 本家VTIと楽天VTIではパフォーマンスはほぼ変わりません

2. ETFでしか投資できない指数・商品があれば米ドルを保有すべきです

3. ETF売却時に売却益に対して課税されるのがデメリットです

以下1つ1つ掘り下げてみていきます。 

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インデックス投資オンリーならばETFでなく投資信託で十分

1. 本家VTIと楽天VTIではパフォーマンスはほぼ変わりません

結論から申し上げますと、本家VTIと楽天VTIではパフォーマンスはほとんど変わりません。

そもそも、楽天VTIは本家VTIを投資信託のようにパッケージ化して、日本円で少額から気軽に購入できるようにした商品です。

よって、両者は同じCRSP US Total Market Indexという指数に連動する金融商品ですから、そのパフォーマンスが近似するのは当然のことです。

細かいコスト差などはありますが、気にしても意味がない程度の微々たる差と言えるでしょう。

よって、両替や外国税額控除をただの手間と感じるのであれば、何も考えずに投資信託を活用した方がストレスが少ないです。

 

2. ETFや個別株でしか投資できない指数・商品があれば米ドルを保有すべきです

では、ETFに投資する価値は全くないのでしょうか?

これは必ずしもそうではなく、米ドルを保有することによって、

1. 日本の投資信託ではアクセスできないような多種多様な指数に連動するETFにアクセスできる

2. 相場状況によってチャンスがあれば米国個別株にも臨機応変に参戦できる

といったメリットが考えられます。

 

その一方で、米国株や全世界株のインデックス投資しか考えていないのであれば、

・楽天VTI

・楽天VT

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

といった国内の投資信託で十分に代用できますので、わざわざ米ドルに両替して外国税額控除の手間をかけてまでETFに投資する意義は低いでしょう。

 

3. ETF売却時に売却益に対して課税されるのがデメリットです

2021年6月現在、株式市場は絶好調でVTIも史上最高値をつけています。

ご質問の中で「2年ほどやってみて作業にも飽きた」とありますが、投資金額によってはそこそこの含み益が発生している可能性があります。

米国ETFの場合、NISA枠を活用していない場合は売却益の約20%は税金で差し引かれますので注意が必要です。

つまり、2年間で投資元本の500万円が700万円に増えている場合(+40%)、売却益の200万円に20%の税金(40万円)がかかりますから、実際に手元に残るのは約660万円ということになります。

含み益が積み重なれば積み重なるほど、この売却時の税金支払いが大きくなり、複利の効果が薄れてしまいます。

よって、ETFから投資信託へ切り替える場合、これまでに積み立ててきたETFは残しつつ、これからの新規の積立対象を投資信託に切り替えたほうがよいかもしれません。

となると、結局は毎年の確定申告時の外国税額控除の手間からは逃れられないことになります。

投資金額がまだ小さければ、勉強代だと割り切ってETFを全売却し、投資信託でスパッと切り替えるのもありでしょう。

まだ投資を始めて2年ですので、これから先の方がはるかに長いですから今のうちに方針転換するのも悪くないと思います。

 

まとめ

VTやVTIなどの代表的なETFに関しては、国内の投資信託で代用できる時代になりました。

よって、米ドルへの両替や外国税額控除が手間と感じるならばETFに投資する理由はありません。

その一方で、米ドルを保有しているからこそ投資の幅が広がるという一面もあるでしょう。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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