2日前のこと――
それは、深夜1時50分
“丑三つ時”と言われる10分前の出来事だった
トイレに行きたくなって目覚めた私は、
ヨロヨロと寝室を出た
寝室を出るとすぐ右手に、
“クロスバイク”が置いてある
4年前にこのバイクを買うまでは、
ここを通ってトイレに向かっていた
が、今はちょうど邪魔な位置にあるため、
少し左に膨らまなければならない
真っ暗な部屋の中
灯りがあるとすれば、
Wi-Fiルーターの微かな光と
ガス警報器の薄明り程度
瞼も重く、
ほとんど薄目状態でトイレに行くことになる
...そう
いつもはそれでよかった
が、この日は違った
バイクを避けるため少し左に膨らんだ私は、
「いつもの通り道だから大丈夫」
と、自信満々に、
目をつぶったままトイレに向かった
目を開けてしまえば、
せっかくの眠気が
飛んでしまいそうな気がしたからだ
そして次の瞬間
身体に受けた大きな衝撃――
「うっ...」
と、声にならないうめき声をあげた私は、
気がつくと、何か大きなものに抱きついていた
目を開けると、それは冷蔵庫の角だった
どうやら、バイクを避けて左に膨らんだまま、
右に曲がることなく、
そのまま冷蔵庫に向かって突き進んでいたらしい
冷蔵庫の角が左の切除した乳房を直撃
そのまま私は、冷蔵庫の角にしがみついたようだ
ちなみにこのとき、
右ひざも同時に強打している
翌朝、
おっぱいが青あざになっていないか確認してみたが、
大丈夫らしい
眠気を飛ばさないようにと目をつぶった結果、
衝突という激痛で目が覚める羽目になったのだった...
まぁ、真正面からぶつかって、
顔を強打しなかったことが救いだ
“真夜中の鼻血”なんて、勘弁である
そして思い出したことがある
以前、
「強い衝撃を加えると、がんが増殖する」
と、聞いたことを...
いや、まさか、
そんなことがあるはずもなく...
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Source: りかこの乳がん体験記
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