いまや
どこでも貴重品となったマスク
マスクが通貨になった世界」が話題です。
品薄という不安が
今のマスクやトイレットペーパーなどに
大きく影響しているのでしょう。
以前は「思いっきりテレビ」で
司会のみのさんが
「奥さん、今日は納豆が健康にいいよ。」
と一言あると
夕方までにはスーパーの店頭から1週間ほど納豆が無くなっていました。
そして、
すぐに忘れる。
元通りに戻るのです。
タピオカ飲料も
昔からあるのに
テレビでちょっとブームというだけで
数時間もの行列になってしまう。
もう少し
情報に揺れ動くことを止めるべきだと思います。
マスクの映画はフィクションですが、
実際に
インスタントラーメンが
基軸通貨のような役割を果たしている世界があります。
米国の刑務所です。
かつては、
囚人同士の物々交換の通貨として基準とされたものは
タバコや切手が主流でした。
ところが、
最近のアリゾナ米大学の調査の結果では、
米国の刑務所内で今日ではラーメンがその役目を果たしていることが判明。
1990年代初めまでの刑務所内の食事はまともだったそうです。
それから
2010年代までの間に、
州の刑務所予算は減らされ、
刑務所の運営経費は高騰したことが原因で
多くの自治体は
刑務所の運営を民間企業に委託することになりました。
民間企業では、
最も効率よく経費を削減する方法として
服役者たちの食事を質素にする選択をしたのです。
食材も家畜用のものが使われたり、
量も年々少なくしていき、
受刑者に課せられた重労働の割には、
摂取カロリーが圧倒的に足りないという事態になっています。
そこで、
食べやすくてカロリーもあるラーメンの価値が上がり、
注目されるようになってきました。
現在の刑務所内では、
ラーメンは、
他の食品やタバコ、衣類などとの取引にも使われるほかに、
他人に洗濯や掃除などを依頼する場合や
トランプなどの賭け金にもなっています。
受刑者同士のケンカの際の仲裁に
ラーメンが使われることもあるようです。
刑務所では、ラーメンは、
とても有用なのです。
現在では、
元受刑者らによって
刑務所内で作れるラーメンのレシピ本がいくつも出版されています。
服役中に工夫したラーメンの味は、
刑務所に入る前の思い出が蘇ることもあり、
出所後に食べるラーメンは、
服役中のつらかった思い出が蘇ることもあるそうです。
ラーメンが基軸通貨の役割を果たしながら、
再犯防止の役割も
持っているのかもしれません。
物の価値というものは、
人の意識で決まります。
それを他人の情報だけで判断することなく
自分の心で判断することが
何よりも大切です。
今日もありがとうございます。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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