「差別だー」と叫んで利権を得る、同和手法

2021/06/25

NHK総合 【おはよう日本】

奮闘“差別をなくしたい”つながりを力に変えて

今、アイヌの人たちの歴史や、かつてどんな差別を受けてきたのかということを知らずに傷つけるような言葉を使ってしまう新たな差別が問題になっている。
しかし、差別を受ける側からすれば、知らなかったでは済まされない問題でもある。
そうした中、アイヌの人たちが自ら民族の歴史や文化を発信し、広く伝えようと奮闘を続けている。
学習会に登壇した宇佐照代。
アイヌ民族の文化を身近に感じてもらおうと飲食店を営んでいる。
店では素材の旨味が染み出した昆布だしのスープなど伝統的なアイヌ料理も食べることができる。
祖母・ハツヱは差別から逃れるために上京してきた仲間たちの間でリーダー的な存在だった。
ハツヱが上京したのは１９６０年代。
アイヌの人たちは出自が知られると結婚や就職などでも差別を受け、長く苦しんできた。
祖母やその仲間たちは東京でアイヌの人たちが集える場所を作りたいと飲食店を開いた。
照代も母・タミエと一緒に手伝ってきた。
その店は２００９年に閉店したが、自らの手で再開させようと１０年前、照代は新たに店を開いた。
照代はそれだけでなく、アイヌ民族の文化を伝える活動や差別の歴史を考える勉強会などに積極的に参加してきた。
照代の店は同じように差別を受けてきた人たちの支えにもなっている。
常連客のファンスオンは在日コリアン２世。
ファンがこの店に通うのは、互いの気持ちを理解し合える仲間がいるから。
小学生の頃、同級生から心無い言葉を掛けられたというファンは、大人になるまで自分のルーツに自身が持てなかったという。
アイヌの文化を積極的に発信している照代の姿を見て、自分も同じように歴史や文化を伝えていきたいと強く思うようになったという。
開店から１０年となる節目の今年、照代が企画したのは多様なルーツを持つ人たちが集まり、お互いの文化を理解し合う場だった。
照代はアイヌの民族衣装に使われる伝統的な刺繍を今の人たちに着てもらうために現代風にアレンジ。
自分なりの表現で文化を絶やすことなく後世に繋いでいこうとしている。
ファンもステージに。
朝鮮半島に古くから伝わる農楽を披露した。
祖母や母が闘ってきた過去があるからこそ、今の自分がある。
照代は仲間たちとの繋がりを力に発信を続けていく。
トラウマ、先祖、マイノリティーに言及。
東京・新宿の映像。

https://jcc.jp/news/17332054/

アイヌ民族の成り立ちについて「続縄文人・擦紋人と、オホーツク人の両者がかかわったと考えられる」

Source: 身体軸ラボ　シーズン2