門脈動脈同時塞栓療法と肝動注化学療法

外科医

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みなさん、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

岩本内科では、
肝臓がんのカテーテル治療である
肝動脈化学塞栓術
通称 TACE(テース)の質をできる限り高めた治療を
昔から行っています

これを、
先代の初代ガンちゃん先生が
門脈動脈同時塞栓療法と命名し
生涯をかけて発信してきました

早期から中間期の肝臓がんに適したカテーテル治療方法です

そして、私2代目ガンちゃん先生の代になって、
この門脈動脈同時塞栓療法に加えて、
カテーテルを留置する肝動注化学療法を導入しました

この肝動注化学療法は
中間期から進行期の肝臓がんに適したカテーテル治療と言えます

ですので、
岩本内科では
早期から進行期まで
様々な時期の肝臓がんに対するカテーテル治療が
現在、受ける事ができます

例えば、この方、
今から3年前に岩本内科に来院

前医では、カテーテル治療はもう効かないだろう
全身の抗がん剤しかないが、それも期待できないと言われて、
岩本内科に来られました
一般的には余命1年と言ったところだったと思います

たしかに来院時の肝臓がんは
肝臓全体に多発
ステージ3の状態ではありますが、かなり進行した状態です

スライド2
スライド3

まず、カテーテル留置を行い肝動注化学療法を行いました
この方の場合は、
非常に効いてくれて、
一旦、全ての癌が消えてくれました
Cancer freeです

これまでのデータからすると、
この様にCancer freeが得られるのは、
30%程度の方ではありますが、余命宣告されるような方で
癌が一度ゼロになるというのは素晴らしい事だと私は思います

その後、今回、経過を見ていますと
肝臓の右側に1cmの再発を認めました

スライド5

こういう早期の再発には、
先代から受け継いだ
門脈動脈同時塞栓療法がベストですですので、
今回、しっかりと治療させて頂きました

治療後もバッチリの所見です

薬物治療の発展もとっても大切ですが、
薬物治療が全盛の時代になってきているからこそ、
質の高いカテーテル治療が求められます

今週も治療もたくさん、
発表も2つ予定されています
・・さて
ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
Source: ガンちゃん先生奮闘記

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