「乳がんかも...」からの、心の移り変わり
ある日、突然しこりに気づく
(あるいは、検診を受ける)
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「乳がんかもしれない」と、
恐怖と不安に襲われる
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ネットで調べまくる
(今の時代ならでは...である)
↓
目につくものは、悪い情報ばかり
さらに不安と恐怖を煽られる
↓
しこりの細胞診や組織診を受け、
結果が出るまでの間、気が気ではない
↓
「乳がん」と告知される
「あぁ、今の時代、
簡単に、はっきりと、
“がんです”と言うんだな...」と、思う
↓
「おっぱいがなくなる」
「私死ぬのかな」
「いつまで生きられるのだろう」
「仕事は?」
「家のことは?」
「抗がん剤するんだろうな」
「抗がん剤すると、髪の毛が抜けのだろうな」
「今後、結婚はできるの? 恋愛は?」
「子どもは産めるの?」
「まだやりたいことがあるのに、
諦めなければならないの?」
...と、様々な思いが去来する
↓
眠れない
食欲も湧かない
涙が流れる
身辺整理をはじめる
↓
全身に転移がないか
いくつもの検査がはじまる
↓
画像検査の結果を受けて、
治療方針が決まりはじめる
↓
告知から2週間、
落ち込んでいた気持ちが少し前を向いてゆく
↓
手術日が決まる
(または術前化学療法が決まる)
↓
まな板の上の鯉
「イヤだ。おっぱい取りたくない!!」と
抵抗していた心も、
「やるしかないんだ。
避けては通れない道なんだ」と、覚悟がつく
↓
手術が終われば、傷は痛むけれど、
あとは回復してゆくだけ
一日一日元気になってゆく自分が嬉しくなる
↓
退院して日常に戻ると、
“乳がんは、
手術して終わりという病ではない”ということが
現実として襲ってくる
それは、
化学療法やホルモン療法の副作用のつらさ、
そして、再発の不安
定期的に受ける検査は、いつも、
「再発していないか」とビクビクする
そんな悩みを友だちや家族に話をしても
理解をしてもらえない
健康な人との壁を感じはじめる
「孤独だ」と思う
が、あるとき、
仲間がたくさんいることを知る
誰かの経験が安心を与えてくれる
「私だけじゃないんだ」という共感が生まれる
それは、“乳がん”と闘う力になる
生きる希望につながる
そうやって、みんな頑張っているんだね...
※検査の状況や個人の感想には
差異があります
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Source: りかこの乳がん体験記
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