神の詩 第三章第七節 2

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神の詩 第三章第七節

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「しかし、アルジュナよ、心で感覚を抑え、執着なく、行動器官で行動の道(カルマ・ヨーガ)を実践しようとする者は優れている。(七)」

「今」
この瞬間を生きるには、
純粋な感覚でなければなりません。

子供の頃は、
何を見ても、
何をしても、
世界が輝いてみえたはずです。

それが
大人になると輝きが色あせてくる。

そして、
表面的な喜びに代わってしまう。

それは
人生の中で、
多くの知識や経験、概念を
身に着けてしまったからです。

言葉の世界という表層意識の中に
とらわれてしまったからです。

言葉を超えた静寂の中に、

純粋な感覚があります。

純粋な感覚でいるときには、
いつもとは違う
精妙なエネルギーが
内側から湧いてくるのを感じることができます。

人が
一つのことに集中する時、
時間も空間も超え、
言葉を超えた瞬間があります。

その瞬間から始まる静寂な感覚、
新鮮なエネルギー、
自分の中から湧き出てくる光の感覚。

外側の世界で
肉体を使った体験を通して、
自分の中にある内在神の領域に入る体験。

それを体験すれば、
今までの迷いも
本当の幸せも
理解できるようになります。

「言葉を超えて、静寂の中に入る」
ことを体験から学ぶ、

とても重要なことです。

静寂の中では
必然的に感覚は鎮まり、
執着も消え去ります。

感覚器官を鎮めるのではなく、
鎮まるのです。

執着も消すのではなく、
消えるのです。

輪廻転生してくるときに、
すべての記憶を失うのは、
この言葉を超えた純粋な感覚を
繰り返し学ぶためでもあります。

「心で感覚を抑え、執着なく、行動器官で行動の道(カルマ・ヨーガ)を実践しようとする者」
とは、
「言葉を超えて、静寂の中に入り、行動する者」
です。

本当の自分が大空だとすると、
感覚器官や感覚で得られる対象は
大空を覆う雲のようなもの
と言えます。

感覚器官中心に生きているうちは、
空が
ずっと雲に覆われている状態であり、
本当の空が見えていません。

次は

「汝のなすべきことを行え。行動することは行動しないことよりも優れている。行動し
ないなら、肉体を維持することもできないだろう。(八)」

神理の扉 聖なる変容と霊性進化の道
光田秀&森井啓二
きれい・ねっと
2020-04-12


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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