手術した方がいい「いぼ痔」の状態とは?

内科医

いぼ痔(痔核)については今までも色々ご説明してきましたが、

大事なこととして 
ある程度のいぼ痔はみんなある
■それがどれくらいの頻度でどれくらい煩わしいかが重要(気になる程度も個人差あり)
■一般的には
「出血だけの症状、もしくは脱出しても自然に戻る状態(内痔核分類のⅡ度)であればジオン注射も選択肢」
「痔が脱出してきて手で戻さないと戻らない(内痔核の分類のⅢ度)状態であれば手術適応(切除)」と言われる🍀

このへんが基本的なところ👌

ただし、まず、ご自身が悩まれているのが本当に「いぼ痔」なのかどうか…

結構「スキンタグ(肛門皮垂)」という、常に出っぱなしの伸びた皮膚である痔の残骸のようなもとだったり、
いぼ痔の中でも一時的にボンッと腫れる血栓性外痔核だったりします。

で、ここまできて、やっと本題ですが、
「出血だけ、もしくは脱出しても自然に戻る」
→ジオン注射
「脱出して手で戻さないと戻らない」
→手術(切除)
と大雑把に言われていますが、

大前提として
「絶対に手術しなくちゃいけない状態」ではないのです。
基本的には良性疾患🍑

どんなに脱出を繰り返そうが、悪い病気ではないので、極論としては、うまく軟膏などで付き合っていくという選択肢も悪くはない🙆

ただし、以下の場合には手術が必要だろうとよくいわれます。

薬を使っても貧血になるくらい出血が続く
※この場合、一度は大腸に病気がないか内視鏡検査をすることをおすすめします🙏

脱出を繰り返しすぎて、痔の裾野がまたが裂けるみたいに切れてしまう(随伴裂肛)

(③)脱出を繰り返しすぎて、表面がタコみたいに硬くなってきている(器質化)、もしく、表面が擦れて真っ赤になったりボコボコしてきたりする(粘膜脱症候群)

①②は手術を強くおすすめします🙌
軟膏を頑張って使って良くなる、というレベルはすぎちゃってます。痔を立派に育て上げてしまった状態です。
この状態だと、逆にもう限界とおっしゃる方が多いような😱

③はその状況によりかもですが…

手術も日帰り、入院、施設によっても選択肢も様々です。日帰りも入院もそれぞれのメリットとデメリット(リスク)があります😓

またしても長くなってしまいましたが、気になる症状がある方は肛門科へ🍀

それにしてもこんなに書いてよくネタがつきないよな、と、我ながら思ってます…。
伝えたいことがありすぎるのですが、外来で全てをお話できてない可能性もあり、多くの方にこちらをのぞいていただくのを願ってます🌟

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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