おはようございます。
当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。
ちゅり男様 いつも有益な情報を有難うございます
日々ブログ楽しく拝見させていただいてます
一つ質問をしたいのですが、NISAの使い方についてです。
現在積み立てNisaにて楽天VTを限度いっぱい。
余剰資金がでれば都度買い付けを行っています
現在44歳で皆さん方ほど資産はありません。。(地方のしがない会社員)
ただ結婚・家の購入が早かったため少し余裕も出てきたところでさらに資産運用をと考えています
家のローンが今年いっぱい、息子の学費&仕送り(4年生の専門学校)が来年までで
2年後から15万/月程資産運用へ回せる予定でいます
今妻はなにも運用をしていませんが、NISAを使用して運用をしようと考えています
来年にもなればいくらか回せるのですが、今から積み立てNISAを使用しコツコツ進めていくのがいいか
2年後からNISAを使用し年度額MAXインデックス投資を行うのがいいのか迷っています
大変初歩的な質問で申し訳ありませんが、いいアドバイスをいただけると嬉しいです
宜しくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと、インデックス投資、特につみたてNISAのような少額・積立投資は思いついた時が始め時です。
手持ち資金に余裕がなければNISA枠を満額使う必要はありませんので、少しずつコツコツ始めるのがよいでしょう。
つみたてNISAのような少額・積立投資は思いついた時が始め時
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. つみたてNISAを利用したインデックス投資は思いついた時が始め時
2. 既婚者はつみたてNISAを夫婦で開設し非課税枠を最大限利用する
3. 2年後からはつみたてNISA夫婦で満額+残りを特定口座で運用する
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. つみたてNISAを利用したインデックス投資は思いついた時が始め時
私自身は、インデックス投資に関しては思いついた時が始め時だと考えています。
もちろん、投資を始める時期がリーマンショックやコロナショックの底などバーゲンセール期間中であればベストですが、そう都合よくいくはずもありません。
2年後の株式市場がどうなっているかは誰にも分かりませんが、数十年という長期スパンでは右肩上がりであることを期待して投資するはずです。
株価が史上最高値を行ったりきたりしている今現在、一気に大金を投与する局面ではありませんが、コツコツ積み上げる投資であればいつ始めてもOKでしょう。
2. 既婚者はつみたてNISAを夫婦で開設し非課税枠を最大限利用する
既婚者が資産形成を考える場合、家族全体でどのような制度を利用すれば最適化できるかを常に考える必要があります。
大半の家庭で最優先で検討すべきことは、つみたてNISAなどのNISA口座を家族全体で利用して非課税枠を増やすことでしょう。
投資可能枠は40万円/年と少ないものの、ジュニアNISAよりもつみたてNISAの方が使い勝手がよいため、まずはつみたてNISAの枠を夫婦で活用することを考えましょう。
その際、金銭的に余裕がなければ必ずしも年間40万円の枠全てを使い切らなくてもよいと思います。
投資で重要なことは無理に背伸びをした投資をするのではなく、自分に無理のない範囲内で長く続けられる投資をすることです。
3. 2年後からはつみたてNISA夫婦で満額+残りを特定口座で運用する
マイホームの住宅ローンやお子さんの学費・仕送りが落ち着く2年後からは、15万円/月へ毎月の投資額を増額可能とのことです。
その場合、まずは夫婦のつみたてNISAの枠を満額利用しましょう。
夫婦合わせて年間80万円ですので、毎月7万弱になります。
毎月15万円ですと、つみたてNISAをフル活用してもまだ8万円/月ほど投資額に余裕がありますので、残りは特定口座で買付もしくはiDeCoを活用することになります。
iDeCoはNISAと同様に運用益や配当金にかかる税金がゼロになることが大きなメリットです。
それに加え、毎月の収入が高ければiDeCoによる高い節税効果が期待できますが、その一方でiDeCoはあくまで年金ですので60歳までの資金拘束というデメリットがあります。
流動性を重視するのであれば、普通に特定口座で買い付けでもOKでしょう。
結論としては、「夫婦のつみたてNISAで80万円/年を投資し、余剰分は特定口座で投資」となります。
まとめ
既婚の方は、家族全体でNISAなどの非課税口座をどのように活用したら最適化できるかを考えるようにしましょう。
また、必ずしも非課税口座を満額使う必要はなく、まずは自分にとって無理のない範囲で始めていけばよいと思います。
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こんな記事も書いています。
株式市場の将来を100%正確に予測することは誰にもできません。
不確実な要素とうまく付き合う方法を学ぶ必要があります。
つみたてNISAとiDeCo、どちらを優先すべきか検討した記事です。
長期投資の道のりは長いので、無理のない範囲内でコツコツ続けていけばよいでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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