厚労省がワクチン接種後死亡1233事例を報告 前回9.10より78例増加10月1日開催の新型コロナワクチンの副反応を検討する専門家の合同部会に厚労省が報告した。9月10日開催の前回報告では1155例で、78例増えたことになる。1233例の内訳は、米ファイザー社製ワクチン接種後に死亡した1198例(報告が重複した5組、取り下げられた10例を含む)、米モデルナ社製ワクチン35例。
2月17日から接種がスタートしたファイザー社製は9月12日までに1157例、9月13日から9月24日までにさらに41例の死亡報告があった。5月22日から接種が始まった米モデルナ社製は9月12日までに33例、9月13日から9月24日までに新たに2例が報告された。
専門家の評価は、米ファイザー社製が9月12日までの1157件を対象に行われ、因果関係評価αβγのうち「α」(ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの)0例、「β」(ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの)7例、「γ」(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの)1150例。米モデルナ社製は9月12日までの33例について行われ、「α」0件、「β」1件、「γ」32例だった。
アストラゼネカ社製は9月12日時点で推定2万9025回接種され、死亡疑い、副反応疑い、重篤疑いともにゼロだった。ちなみに同時点で推定でファイザー社製は1億2278万9441回、モデルナ社製は2344万7233回接種された。
■モデルナ社製死亡事例は65歳未満が超の5.4倍
ファイザー社製ワクチン接種後の死亡事例1157例を年齢別に見ると65歳以上が1037例(前回978例)、65歳未満が112例(同91例)、年齢記載なし8例(同7例)。
死因は虚血性心疾患104例(うち65歳未満9例)、心不全101例(同8例)、肺炎89例(同1例)、出血性脳卒中82例(同18例)、大動脈疾患54例(同5例)、虚血性脳卒中50例(同5例)、敗血症30例(同1例)、不整脈28例(同9例)、老衰29例(同0例)、窒息20例(同2例)、呼吸不全20例(同1例)、静脈血栓17例(同3件)、溺死15例(同1例)、心タンポナーデ13例(同4例)、多臓器機能不全症候群14例(同1例)、間質性肺疾患15例(同0例)、血栓症13例(同2例)、腎不全11例(同1例)、消化管出血11例(同0例)、不明265例(同26例)など。
モデルナ社製接種後の死亡事例33例を年齢別に見ると、65歳以上5例、65歳未満27例、年齢記載なし1例。死因は出血性脳卒中8例(うち65歳未満6例)、虚血性心疾患5例(4例)、心不全2例(同2例)、大動脈疾患2例(同2例)、不整脈2例(同2例)、肺炎1例(同1例)、敗血症2例(同2例)、脳ヘルニア1例(同1例)、虚血性脳卒中1例(同1例)、脳血腫1例(同0例)、骨髄疾患1例(同1例)、急性肺水腫1例(同0例)、不明5例(同4例)だった。
■医療機関の副反応疑い報告数2万5598件
また、9月12日現在で予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告数は2万5598件(ファイザー社製2万2712件、モデルナ社製2886件)、うち重症報告数は4210件(ファイザー社製4395件、モデルナ社製359件)だった。このうち医療機関がワクチン接種と関連ありとした報告件数は、副反応疑いが1万5278件(ファイザー社製1万3915件、モデルナ社製1363件)、重篤報告数は2245件(ファイザー社製2054件、モデルナ社製191件)だった。
推定接種回数はファイザー社製1億2278万9441回、モデルナ社製2344万7233回。医療機関が報告したアナフィラキシーは2624件(ファイザー社製2262件、モデルナ社製362件)となった。
医療機関からの副反応疑い報告件数における性別はファイザー社製が男性5410件(うち重篤1516件)、女性1万7252件(同2870件)、不明50件(同9件)で、モデルナ社製が男性1197件(同188件)、女性1681件(同171件)、不明8件(同0件)だった。
副反応疑いを年齢別に見ると、ファイザー社製は40~49歳の5111件が最も多く、30~39歳の4019件、50~59歳の3524件が続いた。一方、モデルナ社製は20~29歳の993件が最も多く、30~39歳の523件、40~49歳の488件となった。
重篤報告数は多い順にファイザー社製は80歳以上1218件、70~79歳748件、40~49歳599件、モデルナ社製は20~29歳85件、30~39歳72件、40~49歳64件だった。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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