土星の環と地球の環

その他

これ
土星の月たちです。

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土星には
月(衛星)がたくさんあり
みんな個性的で面白い形をしています

米航空宇宙局(NASA)は
無人探査機カッシーニを使って
土星の環の隙間にある衛星に最接近して通過していた時に
観測を行っています。

その観測データを元に
さまざまな分析が行われており、
今までにカッシーニの観測結果に関して発表された科学論文は
4000にもなります。

今回も
米国、英国、ドイツ、イタリアの天文学者と科学者たち約40人で組織された研究チームによって
その一部が分析され
発表されました。

cassini-1.spacenewsfeed.com

今回分析された衛星は、
土星の環の間の隙間に存在している
アトラス(Atlas)、
エピメテウス(Epimetheus)、
パンドラ(Pandora)、
ダフニス(Daphnis)、
パン(Pan)

の5つ。

それぞれの直径は8~116キロで、
空飛ぶ円盤のような形や、ジャガイモのような形など
個性的です。

今回の研究で、
土星の環と衛星は、
同じ天体に由来する素材でできている
ことが確認されました。

天体が何らかの衝突によって粉々になり、
その結果として
環と衛星が形成されたとする従来の説を裏つけるものです。

環の中に存在する衛星たちが面白い形をしているのは、
衝突した際に大きな破片として残ったものが核となり
その軌道上にあった塵や氷が付着することによって形成されたもののようです。

衛星の軌道にだけ
何もない空間が残されている謎も、
これで説明がつくようです。

地球には
土星のような環はありません。

地球のような岩石が基本の惑星では
太陽に近い位置で公転するために、
主に氷や氷が覆った岩石質の微小天体が形成されないことや
土星のようなガスが基本の惑星のように衛星を多く捕縛出来ないことなど
環を形成し、さらにその環を長い年月に渡って維持させるには
たくさんの条件が必要なようです。

現在
地球にも環が形成されつつあります
が、
それは
宇宙ゴミという無数の人工衛星の残骸が環になって
地球の周りを囲んでいる
宇宙ゴミの環です。

人は
地球上だけでなく
宇宙にも
ゴミを捨て続けています。

君が代から神が代へ 下巻
森井 啓二
きれい・ねっと
2018-12-18


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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