乳がん治療薬、
分子標的約の“ハーセプチン(商品名)”
(一般名:トラスツズマブ)
この薬に救われている人は、本当に多い
もう7年も前になる
この薬に助けられた女性に手渡されたCD
映画『希望のちから』
ここでも何度か記してきたが...
“ハーセプチンができるまで”を描いた、
ひとりの医師の実話だ
ちなみに、“ハーセプチン”という名前には、
○ハー・・・がん細胞“HER2”の“ハー”
○セプチン・・・“インターセプト”の“セプト”
・妨害する
・迎撃する
・横取りする、という意味がある
個人的には、
『彼女(HER)をがんから守る』
という意味のようにも思えてくる
ひとつの薬ができるまで、
どれほどの労力が必要なのか...
そこには莫大な費用もかかってくる
私が乳がんの治療をしたのは、ホルモン剤
ここにもきっと、数々の苦労があったのだろう
“ホルモン剤”と言っても、
いくつかの種類がある
私が服用していたのは、
“抗エストロゲン剤”
クエン酸タモキシフェンの“ノルバデックス”だ
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【ノルバデックスの歴史】
1963年
イギリスのICI社(現アストラゼネカ)が開発
1964年 “抗エストロゲン薬”となる
1973年 10mg錠がイギリスで発売される
(1日2回の服用)
が、乳がん治療には長い年月がかかる
1日2回の服用による煩わしさと
飲み忘れを防ぐため、
1日1回の服用で済むよう20mgを開発
その後、20mgを1日1回の服用でも
安定した血中濃度が維持されることを確認
1982年 イギリスで20mgが承認される
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今では後発薬も数種類出ている
先発薬の薬価も
かなり下がっているようだ
ちなみに、
私が乳がんになった当初の、
ノルバデックスの薬価は
1錠500円ほどだった
薬が開発され、治験を経て、
ようやく私たちが安心して治療を受けられる
それは、過去のデータに基づいたものだ
そして、
私たちが受けた治療が今後のデータとなって、
次の時代に残されてゆくのだろう
完治する薬――
副作用のない治療――
私たちの願いは、
やはり、ここにあるのだ――
がんが『死の病』と、
恐れられていた時代があった
それを思うと、
今の医療の進歩は目覚ましいと思う
が、数十年かかっても、
未だ“完治する治療法”がない
やはり“がん”は、難しい病だ
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Source: りかこの乳がん体験記
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