おはようございます。
当ブログでは基本的に「インデックス投資」を推奨していますが、一部の投資家に昔から人気があるのが「高配当株」への投資です。
高配当株の最大の魅力は「配当金という不労所得が定期的に振り込まれること」にあります。
値上がり益(株価の変動)と異なり、配当金は株数が増えるにつれて比較的安定して増えていきますので、成果が目に見える形で現れやすいというメリットもあります。
また、値上がり益は売却して利益を確定するまでは「架空の利益」に過ぎませんが、この利益確定のタイミングというのが思いの外難しいのも事実です。
そこで、配当金という形で定期的に利益確定をしてくれる方が好みという方にも向いています。
高配当株の魅力は株数を減らさずにインカムを増やせること
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 高配当株の魅力:株数を減らさずにインカムを増やせる
2. 高配当個別株は減配や無配転落のリスクに注意
3. VYMなどの高配当株ETFならば安心して保有できる
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 高配当株の魅力:株数を減らさずにインカムを増やせる
高配当株の最大の魅力は、「その株を保有し続ける限り半永久的に振り込まれる配当金という不労所得」でしょう。
配当金の推移は株価の変動と比較すると安定していますので、株価を増やせばある程度はそれに比例して増えていくことが期待されます。
また、売買のタイミングを図る必要がなく、基本的には株数を積み上げて配当金の最大化を狙っていくことになるため物事をシンプルに考えることができます。
このように、配当金自体は非常に魅力的ですが、
・長期保有した場合のトータルリターンでは成長株を含むポートフォリオに劣る可能性がある
→短期的には高配当株が勝つこともありますが、年数が経過するにつれて目立ってくる
・高配当株個別株には「減配」や「無配転落」のリスクがある
といった弱点もあります。
これらの弱点をどのように考えるかが、高配当株投資が自分に向いているか否かの判断基準になります。
2. 高配当個別株は減配や無配転落のリスクに注意
上で挙げた2つの弱点のうち、トータルリターンで成長株を含むポートフォリオに劣る可能性があるというのは、高配当株投資というものの性質を考えれば致し方ないことです。
高配当株の主な目的は「値上がり益(キャピタルゲイン)」ではなく「インカムゲイン」ですので、その両者はトレードオフとなるからです。
VTIやVTなどのインデックス投資は「キャピタルゲインもインカムゲインもそこそこ」を狙う平均点狙いの投資と言えます。
その一方、絶対に避けたいのは「減配」や「無配転落」のリスクでしょう。
そもそも配当金に魅力を感じて投資をしている株なのに、その肝心要の配当金が減ってしまってはその企業に投資する前提条件が崩れています。
減配や無配転落のリスクを事前に推察するためには、各企業の配当性向を含んだ業績分析やその業界全体のトレンドなどを読む力が求められます。
特に配当性向が極端に上昇している場合は要注意で、言い換えれば「業績以上に無理をして配当金を払い続けていないか」ということになります。
一見ものすごく高い配当利回りで魅力的に見える株であっても、思わぬ落とし穴が待ち構えている可能性もあり、銘柄の見極めが意外に難しいのが高配当株投資です。
3. VYMなどの高配当株ETFならば安心して保有できる
高配当株投資自体には興味があるものの、安心して保有できる個別株を見極める自信が全くないという方もいるのではないでしょうか?
その場合、VYMやHDV、SPYDなどの高配当株ETFを活用するのがよいでしょう。
この3つは代表的な米国高配当株ETFで、それぞれの商品コンセプトや構成銘柄には違いがありますが、共通しているのは「数十銘柄〜数百銘柄に分散されていること」です。
少なくとも数十銘柄に分散されていることによって、仮にそのうちの1銘柄や2銘柄が大暴落や無配転落にあったとしても、ETF全体での株価や配当金の変動は抑えられます。
配当利回り自体は「SPYD>HDV>VYM」となりますが、高い配当利回りを狙うということはそれだけ偏ったポートフォリオになりがちです。
長期間に渡って安心して保有でき、配当金だけでなくある程度はキャピタルゲインもほしいという方にはVYMをおすすめします。
まとめ
高配当株投資は株数を減らさずに定期的なインカムが得られるため、昔から根強い人気がある投資法です。
そのメリット・デメリットをよく理解したうえで実践したいものです。
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FIRE後でインカムが減った後は、配当金のありがたみが増すでしょう。
高配当株投資は大きなスケールで実践しなければその良さは実感できません。
毎月の支出が少ない方ほど、同じ金額の配当金でもその意味は非常に大きくなります。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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